「大切なのは、普段からの人間関係づくり」 菊地幸夫弁護士が身近な法律問題について講演 東広島法人会
東広島市内の法人事業所でつくる東広島法人会(東広島市西条中央、上垣健会長)は6月13日、第13回通常総会に合わせて講演会を東広島芸術文化ホールくらら(同市西条栄町)で開いた。会員ら約110人が聞き入った。
講師は、『行列のできる相談所』などでおなじみの菊地幸夫弁護士。テーマは「身近な法律問題」で、遺産相続問題と離婚問題について身ぶり手ぶり、ジェスチャーを交えて温かな語り口で分かりやすく解説した。
相談が多いという遺産相続問題については、遺言書の書き方や保管場所などを説明。「生前から相続について家族で話し合うことで、相続後のトラブルを減らすことができる」と話しながら、「大切なのは、普段からの人間関係づくり」と強調。実際にあった事例を紹介しながら、それぞれの対処方法について詳しく解説した。講演後、同会の山下勇治副会長は「良い人間関係と信頼関係を築いていきたい」と謝辞を述べた。
同会は、西条酒まつりの清掃活動やAED(自動体外式除細動器)の寄付、小学生を対象にした租税教室、税に関する絵はがきコンクールなど、税に関する啓発活動を積極的に行っている。(山北)
プレスネット編集部