【限界チャレンジ】コナズ珈琲で10000円分のお食事券を1食で使い切れるかガチで挑戦してみた結果…
年始に購入した、ハワイアンカフェ・レストラン「コナズ珈琲」の福袋。その中に入っていた10000円分のお食事券の存在をすっかり忘れていた私(耕平)は、有効期限が7月末であることを確認した瞬間、慌てふためいた。
気づいたのは、なんと7月下旬。このままでは10000円が無駄になってしまう! そこで思いついたのが「1食で10000円分を使い切る」という無謀なチャレンジだった。
過去にはモスバーガーで、お食事券5000円分を1食で使い切ったことがあるが、今回はその倍の金額。果たして私の胃袋は、ハワイアンフードの大波に耐えられるのだろうか? 自分史上最大の戦いが、いま幕を開ける──。
・計算ミスが発覚
10000円分1食で使い切るという挑戦だが、単純に10000円分使うだけならドリンクを5、6杯注文して、料理を2品ほど注文すれば余裕で達成できるだろう。しかし、そんなチンケな使い方はしたくない。
ということで、「各カテゴリーから1品ずつ選ぶ」というルールを自分に課し、真っ向勝負を挑むことにした。
メニュー選びは慎重に行った。バランスよく攻めることを意識して、最終的に選んだラインナップは以下の通り(価格は税込)。
スイートパンケーキ:ティラミスパンケーキ 1529円
ハワイアンエスニック:ハワイアンブイヤベースフォー 1738円
ハワイアンバーガー:コナズチーズバーガー 1639円
エッグベネディクト:ガーリックシュリンプエッグベネディクト 1639円
ミールパンケーキ:ベーコン&エッグパンケーキ 1199円
アペタイザー:チップス&サルサ 649円
デザート:マラサダ(アサイー)390円 ※テイクアウト専用
ドリンク:フリージングホワイト 1100円
合計:9883円
117円の余りで10000円ピッタリとはいかなかった。本当は10円の誤差で収める予定だったが、どうやら計算を間違えてしまったらしい。ただ約10000円ということでご容赦いただきたい。
注文を進める中で、店員さんの表情が徐々に曇っていく。「この人、本当に一人で食べるつもりなのか?」という疑問が、顔にありありと表れていた。
・戦場と化したテーブル
2人がけのテーブルに座っている1人のオッサンに対して、次々と運ばれてくる料理に周りがザワつき始める。そして料理がテーブルに乗らない状況に陥ったため、偶然空いていた隣のテーブルを店員さんが2人がかりでくっつけてくれる事態に。
すべての料理が運ばれてから写真を撮るために待っている間、1人で食べるとは思えないほどの料理の多さに、店員さんたちはもちろん、周囲のお客さんの視線もひしひしと感じた。
そして、これが約10000円のラインナップの光景だ!
そして、戦闘開始。まずは「ハワイアンブイヤベースフォー」から攻めることにした。
この真夏にぴったりなひんやりスパイシーなフォーと、魚介類の数々が織りなすハーモニー。量はそれほど多くはなく、あっという間に平らげることができた。
次に「ベーコン&エッグパンケーキ」に着手する。
これが予想以上の強敵だった。見た目はそれほど大きくないが厚さがハンパない。1枚1枚がボリューミーで、早くも2品目で危機感が漂い始める。
なんとか「ベーコン&エッグパンケーキ」を完食したものの、これは苦戦しそうな予感しかしない。ここで戦略を変更することにした。
それは、コナズ珈琲は食べきれない分をテイクアウトできるため、敗北の可能性も出てきたことから、容器に詰めやすいメニューを後回しにする作戦に切り替えるというものだった。
・予想を上回る満腹感
戦略に基づき、容器に詰めにくそうなもう一つのパンケーキ「ティラミスパンケーキ」を食べることにした。
これもボリュームがすごい。
ただエスプレッソベースのソースと生クリームのおかげで、先ほどの「ベーコン&エッグパンケーキ」より食べやすい。キツかったが、こちらもなんとか完食することができた。
そして「ガーリックシュリンプエッグベネディクト」。
全体的な量はパンケーキ2種に比べて少ないように見えた。ちなみに「エッグベネディクト」は人生で初めて食べる。果たしてどんな味なのか?
……うん、美味いんだろうけど腹が膨れすぎて舌が麻痺している状況だった。そして私はこの「エッグベネディクト」を完全に甘く見ていた。というのも、使用しているマフィンのモチモチ感がハンパない。
量は多くないが、喉を通るまでに何度も噛まなければならず、それが満腹感にさらに拍車をかける結果となった。マフィンというのは、こんなにも手強い食べ物だったのか……。
それでも何とか完食し、ハワイアンカクテル「フリージングホワイト」を飲んでみる。
こちらはスッキリした味わいで、グビっと完飲。
残るは「チップス&サルサ」と「コナズチーズバーガー」。ようやくゴールが見えてきたが、胃袋はもう限界を迎えている。
そこで次に量が少ない「チップス&サルサ」を選択。
時間をかけながらチビチビと食べ進め……
こちらも何とか完食にこぎつけた。そしていよいよ、最後の大ボスに挑むことになる。
・折れた心
最終戦となる「コナズチーズバーガー」が目の前に鎮座する。
しかし、もう何も胃に入らない状態。さらにフライドポテトの量を見て、完全に心が折れてしまった。ここでついにギブアップすることに……。
そこで変更後の戦略どおり、テイクアウトに切り替えることにした。
レジでお食事券を使い会計を済ませ、テイクアウト専用の「マラサダ(アサイー)」を受け取って帰宅。
「コナズチーズバーガー」は、その日の夜に美味しくいただいた。やはり適量で食べると、どの料理も本来の美味しさをしっかり味わえるものだ。
そんなわけで1食で約10000円の食事チャレンジの結果は、「コナズチーズバーガー」と「マラサダ(アサイー)」を除いた7854円分を食すことができたものの、あえなく敗北という結果に終わってしまった……。
さすがにラージサイズ満載のハワイアンフード10000円の壁は厚かった。そんなわけでまた来年、コナズ珈琲の福袋が販売されて10000円分の食事券がラインナップに入っているようであれば、今度はゆっくりハワイの雰囲気を味わいながら、数回に分けて楽しんで食事したいと思った次第だ。
参考リンク:コナズ珈琲
執筆:耕平
Photo:RocketNews24.