「ルイ・ヴィトン」や「セリーヌ」擁するLVMHの1〜3月は日本も前月比1%減とマイナス成長
「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」や「ディオール(Dior)」「セリーヌ(CELINE)」などのラグジュアリーブランドを擁するLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)は4月14日、2025年12月期決算の第1四半期(1〜3月)の売上高を発表した。売上高は前年同期比で2%減の203億1100万ユーロ(約3兆2700億円*)だった。 部門別の売上高では、主力であるファッション&レザーグッズ部門は101億800万ユーロ(約1兆6273億円、前年同期比4%減)、ワイン&スピリッツ部門は13億500万ユーロ(約2101億円、同8%減)、パフューム&コスメティックス部門は21億7800万ユーロ(約3506億円、前年同月から変動なし)、ウオッチ&ジュエリー部門は24億8200万ユーロ(約3996億円、同1%増)、セレクティブ・リテーリング部門は41億8900万ユーロ(約6744億円、前年同月から変動なし)だった。 地域別で見てみると、アジア太平洋地域(日本を除く)は前年同期から11%減の売上高で、最大のマーケットである中国国内の不振が大きく影響している。欧州は前年同期から2%増、米国は3%減だった。2024年12月期の第3四半期では20%増と2桁増だった日本は1%減とマイナス成長だった。 *1ユーロ=161円換算(4月21日時点)