Yahoo! JAPAN

クラシック+αなフレンチとこだわりのセレクトワインが楽しめる奈良・東生駒の王道ビストロ『COLOR(コロレ)』

奈良のタウン情報ぱーぷる

クラシック+αなフレンチとこだわりのセレクトワインが楽しめる奈良・東生駒の王道ビストロ『COLOR(コロレ)』

クラシック+αなフレンチとこだわりのセレクトワインが楽しめる奈良・東生駒の王道ビストロ『COLOR(コロレ)』

2024年4月に東生駒にオープンしたビストロ『COLOR(コロレ)』。

オーセンティックなフレンチとこだわりのワインが愉しめるビストロとして話題のお店だ。

こちらは以前イタリアンの人気店『コムニコ』があった場所。

そしてオーナーシェフは『オーベルジュ・ド・ぷれざんす 桜井』でスーシェフとして腕を奮ったシェフだとか。

これは興味をそそられない訳がない。

クラシカルなスタイルの中で冴えるシェフの技を堪能

前菜盛り 1,540円(税込み)/1名分 

お皿奥から時計回りに、自家製ピクルス、ヤマトポークのジャンボン・ブラン、パテ・ド・カンパーニュ、ウフマヨ、レバパテ、お皿中央がキャロットラぺとサラダシュークルート。

パテ・ド・カンパーニュは豚肉の他に、猪肉や鹿肉などのジビエも使用しており、非常にふくよかな味わい。

嚙むごとに肉の旨味と香りがしっかりと感じられる。

シェフのその日の気分で肉の配合を変えているらしく、この日は子羊の肉も使用されていた。

レバパテのレバーペーストは少し甘めの味付け。

生姜が使われており、和を感じさせる仕上げに。

ウフ・マヨのマヨネーズにはスパイスの香りがしっかり効いている。

舌平目 シューファルス 2,420円(税込み)

一番人気だというこちらのメニュー。

キャベツの中に舌平目を包み込んだ一皿だ。

ソースは、バターを使ったブールブランソースをベースに、砂糖に漬けたレモンをペースト状にした“シトロンコンフィ”を加えている。

シューファルスの下にこっそりと敷かれているのは、なんと大根餅。

キャベツを割ると中からお出ましする舌平目(したびらめ)は絶妙の火入れで少し弾力を残しつつふっくらした食感。

舌平目の旨味とキャベツのほのかな甘みを、濃厚なレモンソースが包み込みこみ、口の中を幸せでいっぱいにしてくれる。

ピジョンロティ ソース サルミ 5,500円(税込み)

こちらはピジョン、つまり鳩。

フランスでは鳩が食用に飼育されており、高級食材の一つとなっている。

そんな鳩を丸ごと一羽余すことなく使ったのが、こちらの一皿だ。

ソースはいわゆる“血のソース”。

砂ぎも、肺、肝など内臓をペーストし、赤ワイン加えて煮込む。

肉は部位ごとに丁寧に切り分けられており、見た目も美しい。

フランス産のキノコであるシャントレールとアスパラガスを添える。

ソースは内臓の旨味がしっかりと出ているが臭みは無く、食べやすい。

丁寧に火入れされた肉はしっとりとしつつ、程よい歯ごたえも残す。

ピジョンは赤身が多く、脂肪が少ないため肉自体の味が強く感じられる。

ソースと肉のマッチングは言わずもがな。

あえて写真は載せないが、こちらのピジョンは“おかしらつき”である。

半身に割られた頭部から脳みそをいただくことができるのだが、まるで濃厚な白子といった風味と食感だ。

ピジョンロティは一皿に丸一羽乗っているので、2名~でいただくのがおススメ。 またこちらのソースは作るのに時間がかかるので、最初のオーダーで注文しておくように。

こちらはなんと、シェフの手作りワイン

奈良のワイナリー『木谷ワイン』さんからの紹介で、耕作放棄地に自然成りしたブドウを入手。

そのブドウを使い、ワイン作り、瓶詰からラベルの製作まですべてシェフ自らの手で行なっているという。

車で来なければよかったとただただ後悔。

他にも『木谷ワイン』のワインや世界各地の自然派ワインを取り揃えており、料理一品一品に対するペアリングや、飲みたいワインに対して料理を提案する“逆ペアリング”も可能だという。

≪今だからこそ王道ビストロを≫ 川瀬祐貴シェフ

『COLOR(コロレ)』のオーナーシェフである川瀬さんは、フレンチの名店を多数擁する“ひらまつ”グループの出身。

東京、フランス、三重など各地の人気レストランで腕を磨き、奈良に辿り着いた。

惜しまれつつ閉店した『オーベルジュ・ド・ぷれざんす 桜井』ではスー・シェフ(2番手シェフ)を務め、2024年に独立。

自分の店を出すにあたり、川瀬シェフは「いわゆる“イノベーティブ(革新的)”な料理を出すレストランが増える中、逆に王道のビストロが面白いんじゃないか」と思ったという。

それぞれのメニューには、ソース、パテ、シャルキュトリーなど“これぞ王道フレンチ”といった要素がしっかりと表現されているが、所々にオリジナルのエッセンスが加えられているのが面白い。

「オーソドックスなフレンチを出す店での経験があまりないので…」と話す川瀬シェフは少しいたずらっぽい笑顔を浮かべる。

確かな腕で表現される王道フレンチの中に光るシェフの感性、そしてこだわりのワインが織り成すビストロ空間をぜひお楽しみいただきたい。

夜はアラカルトで。
ビールは置かずアルコールはワインのみ。シェフのこだわりがうかがえる。
ランチはコースのみ。4,980円(税込み)~。

『COLOR(コロレ)』

●住所/奈良県生駒市東生駒2-207-1-111
●ランチ/12:00〜14:30(lo13:00)、ディナー17:00〜22:00(lo21:00)
●定休日/月曜日、第2第4火曜日
※ランチは予約制でのコース料理、ディナーはアラカルト

【関連記事】

おすすめの記事

新着記事

  1. 2025年の夏は「まるごと」がテーマ! 阪神梅田本店のかき氷フェアが開催【梅田】

    anna(アンナ)
  2. 防衛省、観閲式など原則中止 厳しさ増す安全保障環境を理由に

    おたくま経済新聞
  3. 地域のお祭りで係や役員をやったことはありますか?参加者が知らない苦労とは<ママのリアル調査>

    ママスタセレクト
  4. 2025年7月にエンジニアtypeで読まれた記事は? AI時代の品質保証、“気持ちいい”レビューなど注目ワードが並ぶ結果に【ランキング】

    エンジニアtype
  5. 【コメント】神宮球場に倖田來未、wacciの出演が決定!<2025 神宮外苑花火大会>

    WWSチャンネル
  6. 冷やし麺が上手い!旭川でおすすめの冷やし中華と洋風冷やし麺

    asatan
  7. 1000発の花火で盛り上がる 「第50回福崎夏まつり」 福崎町

    Kiss PRESS
  8. 子どもが言うことを聞いてくれる『魔法のひとこと』 まるでハリー・ポッター!

    たまひよONLINE
  9. 龍宮城、オルタナティブと向き合ったセルフプロデュース新曲「OSHIBAI」デジタルリリース&MV公開!8月には原宿にてPOP UP STORE実施!

    WWSチャンネル
  10. 実際に所有したいと思える、熱くなるハーレーたち

    Dig-it[ディグ・イット]