【Pick Up】日本で唯一のウイスキー樽づくり専業の工場!!宮崎県にある有明産業に独占取材しました!
果物栽培が盛んで自然豊かな宮崎県都農町(つのちょう)にある、日本で唯一、専業で樽造りを行う有明産業の都農工場に取材しました!!
ウイスキーづくりに欠かせないクーパレッジ(製樽工場)である有明産業でつくられた樽は全国各地へと届けられています。
有明産業株式会社について
1963年に京都府で一升瓶用の木箱の製造を行う会社として創業した有明産業株式会社は、1980年台のウイスキーブームなどをきっかけに、洋樽の製造をはじめました。
有明産業は、国内で唯一洋樽造りを専業で行うメーカーです。「日本のお酒を樽で美味しくする会社」を目指し、日本の樽文化を守り、進化、発展させています。
歴史ある有明産業のロゴ
工場の隣に建てられた事務所を見ると、大きな有明産業のロゴが目に入ります。
ロゴの中心に描かれた3つの樽のマークは設立当初から変わらず使われているようで、洋樽を長年つくってきた有明産業の歴史が感じられます。
新樽の製造工程
工場内で新樽が製造されている様子を見せてもらいました!!
ウイスキーの樽の製造工程には、成形した樽の内部を焦がすチャーリングという工程があります。
これにより、熟成させるウイスキーの原酒の風味や香りを高めることが期待されます。
中古樽の修理・メンテナンス
有明産業では中古樽の修理まで手掛けています。
職人さんたちは樽を回しながら軽々と運びますが、樽は鏡板が入ると100kgを超えるものもあります。
倉庫
メンテナンス前の樽や輸入樽が保管されている倉庫を案内してもらいました。
タガの錆から年季を感じる中古樽やさまざまな種類のシェリー樽など、色や大きさがさまざまな樽が積み上げられている光景は圧巻でした。
最後に
以上、有明産業、都農工場の現地レポートでした!
ウイスキーづくりには欠かせない洋樽は、職人さんの想いと匠の技術に支えられてつくられていました!