仲間と一緒に開店!元気なシニアが切り盛りする飲食店
人生の後半に差し掛かり、地元で仲間と一緒にお店を営む、キッチンカー「はなみだこ」とピザ屋「BaBaピザ」を取材しました。
お店を開いたきっかけや、今後の夢を聞きました。
※価格は税込みです
1.定年後に同級生が集結!1958(昭和33)年生まれ3人組のキッチンカー「はなみだこ」
キッチンカーで届ける関西風たこ焼き
千葉市幕張エリアを中心に活動するキッチンカーの「はなみだこ」。
このキッチンカーを切り盛りしているのは、1958(昭和33)年生まれ、66歳の幼なじみ3人組です。
オープン当初はキッチンカーではなく小岩でお店を開いていましたが、コロナ禍によりキッチンカーへ業態を変更。
しょいか〜ご習志野店やフレスポ稲毛、幕張ベイパーク、マリンピアなど、地元の幕張エリアで出店しています。
たこ焼きは、大粒のタコが入ったふわっととろける関西風。
だしがきいていて、何もつけなくてもおいしいと大評判!各出店先に顔なじみの常連客もいるほどの味わいです。
元気の秘訣は仲間!夢は幕張を豊かに
「この年になっても元気で働けるのは、仲間と一緒だから」と語る内藤さん。
元気の秘訣(ひけつ)は、気心の知れた同級生と共に働くことの楽しさにあるようです。
そして、たこ焼きを売るだけでなく、「幕張をもっと豊かな街にすること」がはなみだこの夢。
毎日笑顔を届けることで、地域全体を活気づかせていきたいと考えています。
また、後継者を見つけて、このキッチンカーを未来に残していくことも大きな目標と話します。
世代を超えて愛される存在になることを目指すはなみだこ。
その夢が実現する日を目指し、今日も元気にたこ焼きを焼き続けています。
問い合わせ
Instagram/@hanamidako
2.ボランティア活動からお店を開店 平均年齢80歳! 6人店主のピザ屋「BaBaピザ」
慈善活動から夢をかなえた6人
山武市蓮沼地域の婦人会活動から始まり、2001年に「笑(しょう)の会」を結成して、慈善活動を行ってきた皆さん。
「道の駅(オライはすぬま)ができてから、おにぎり売ったり、天ぷらを揚げたりしていたんだけど、寒かったり暑かったり風が吹いたりで、屋根の下でやりたいねって。その話はメンバーの中で10年前から出ていて、たまたまここ(現店舗)が空いたから、ここを借りてやることになったんです」と、発起人の橋本京子さん(86)。
ボランティア仲間を誘って、開店資金を持ち寄り、6人の店主で19年6月に「BaBaピザ」を開店しました。
メディア出演で行列 全国から激賞の声
20年3月に「人生の楽園」(テレビ朝日)で取り上げられると、大きな反響が。
激賞の電話や、贈り物が送られてきたり、青森から訪れる人も。
しかし、新型コロナウイルスの流行が本格化すると、休業する日々。
「それでも一度もやめる気はなかった」と橋本さん。
番組放送から、さまざまなメディアに出演、山武市の1日警察署長も経験、23年には「社会参加章」も授与されました。
夢をかなえた秘訣は、「やりたいと思ったらやる。自分で友達をたくさん作って、お友達がいなかったらできない」と橋本さん。
「毎日が楽しい」と口をそろえる皆さんに今後の夢をお聞きすると「現状維持。少しでも(お店を)できればいい」と熱く語ってくれました。
BaBaピザ
住所/千葉県山武市蓮沼ハ103
営業時間/金・土・日曜日 午前11時~午後3時
問い合わせ/090-8343-7261 BaBaピザ