紅葉の季節♪武庫川の渓谷美とノスタルジックな風景を満喫する「廃線敷ハイキング」 西宮市など
豊かな自然に触れたくなる秋の行楽シーズン。今回は、武庫川(西宮市・宝塚市)の美しい渓谷を眺めながらのんびり歩ける「JR福知山線廃線敷-ハイキングコース」をレポートします。
かつて武庫川の渓谷沿いに機関車が走っていたJR福知山線廃線敷。長期に渡って立ち入りが禁止されていましたが、2016年に自己責任を原則にハイキングコースとして一般開放されたそうです。
少し足を延ばすだけで自然溢れる景色を満喫できるとあって、春の桜、秋の紅葉の季節などはたくさんの人で賑わうのだそう。
筆者は、西宮市・宝塚市内の各案内所や施設等に配架されている『廃線敷マップ』を利用。「西宮名塩駅」「生瀬駅」から廃線敷入り口までは徒歩で15分ほど、「武田尾駅」にも入り口があります。
マップにはかなり詳しい行き方が書いてあるので、迷わずに到着することができました。
入り口をスタートするとすぐに緑豊かな渓谷が目の前に。前々日に雨が降ったので水量は多め、勢いよく流れる川の音を聞きながら前へ進みます。
ハイキングコースでは6つのトンネルと鉄橋、枕木が残る道など「ここを列車が走っていたんだなぁ」と思わせるノスタルジックな風景の中を歩きます。
トンネルは、次の出口が見えている短いものから400mを超えるものまであり、内部は照明がなく真っ暗なので懐中電灯は必須。枕木や敷石につまづかないようにしっかり足元を照らします。
3つ目のトンネルを抜けると、フォトジェニックな写真が撮れると人気のスポット「第2武庫川橋梁」が現れます。レトロ感いっぱいの鉄橋は雰囲気抜群。
新鮮な空気とマイナスイオンを浴びながらの4.7㎞・約2時間のハイキングはあっという間。葉っぱのにおいや水の音が本当に気持ちよく、心身ともにリラックスできました。
訪れた11月上旬はまだ紅葉が見られませんでしたが、これから少しずつ色づいてきそうです。
武田尾側の入り口から駅を通り過ぎて少し歩くと無料の足湯があり、歩いて疲れた足をリフレッシュ。温泉にゆっくり浸かりたい人は外湯(※有料)もあります。
コースは高低差も少なく、子どもから高齢者まで無理なく歩けるように整備されていますが、枕木などの上を歩くのでしっかりした靴と動きやすい服装がおすすめです。
その他の注意事項は、下記詳細欄の各観光協会Webサイトで確認してからお出かけくださいね。
場所
JR福知山線 廃線敷ハイキングコース
(西宮市塩瀬町)