【横浜市都筑区】7~8月の猛暑日 都筑区が市内最多の32日 区内初の40度記録も
横浜市環境科学研究所が10月2日、市内の36地点で実施した7〜8月の気温観測結果を発表した。1日の最高気温が35度以上の「猛暑日」を記録した日数は、都筑区(長坂)が32日で、緑区(鴨居)と並び市内最多だった。また8月6日には区内で初めて最高気温40・0度を記録した。
同研究所は、市内の暑さの状況を把握するため、毎年市内の複数の小学校で気温観測を行っている。都筑区では茅ケ崎台小(長坂)、都田西小(池辺町)、山田小(東山田)で観測している。
今夏の観測結果によると、全地点の平均気温は29・1度で、昨年の29・2度に迫る気温となった。平均気温が最も高かったのは港北区(新吉田東)で29・9度。都筑区(池辺町)は29・6度だった。
今夏の国内の気温について気象庁は「観測史上最も暑い夏」と発表している。横浜市内の平均気温が昨年並みだったことについて同研究所は「昨夏に比べ、相模湾から入ってくる風が強かった分、気温が抑えられたのでは」と推察している。また横浜北部が高温になりやすい原因については「都市化が進み緑被率が低くヒートアイランド現象が起こりやすい」ことなどが要因に挙げられるとした。
1日の最高気温では8月6日に都筑区(長坂)で40・0度を記録。これは今夏の市内最高気温で、都筑区で初めて40度以上を記録した。40度以上は過去に2カ所で4度記録しており、これまでの最高気温は04年7月21日の港北区(新吉田東)の41・5度だった
猛暑日は都筑区(長坂)が、緑区(鴨居)と同日数で最多の32日。最小は港南区(野庭町)の5日で、大きな差が出た。都筑区(長坂)は昨年(33日、鶴見区生麦も同数)、一昨年(26日)も市内最多だった。