【焼津・もくじぃ】給食ソフトめん&揚げパンを堪能! レトロ空間で昭和にタイムスリップ
静岡・焼津市のレトロスポットを訪ねてみました。味がある看板が目を引く「お好み焼き・鉄板焼き もくじぃ」では、懐かしの給食メニューも味わえます。ソフトめんを食べて昭和にタイムスリップしてみませんか。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへ昭和の世界へ誘うアイテムがズラリ
焼津市のけやき通りから一本南に入った住宅街にある「もくじぃ」。
店外の壁一面に「キンチョール」や「サッポロビール」といったレトロ看板が並び、ノスタルジックな昭和の雰囲気を醸し出しています。
店内に足を踏み入れると、まさに昭和へのタイムスリップ。
入ってすぐ左側の壁には、コカ・コーラ、スプライト、ファンタの大きな看板が飾られ、見る人を懐かしさへと誘います。
手前のカウンター席のほか、奥には広いテーブル席もありました。
店内を彩るレトログッズは、すべて店主・野﨑俊郎さんの趣味で30年ぐらい前から集めたものです。
カウンターの奥の棚にも、昭和レトログッズがずらり。
にむらあつとリポーターが思わず「うわっ、懐かしい!」と声を上げたのが、紙で包装されたカルピスです。
もくじぃ 店主・野﨑俊郎さん:
これは皆さん懐かしいと話題になりますね。お客様からのいただき物もありますが、もともとアメリカン雑貨が好きで、店を始めるときに昭和レトロな雰囲気にしたいと思ってコツコツ集めていました
奥の部屋も広がる昭和ワールド
店内を奥へと進むと、さらに昭和の世界が広がります。
4人席のテーブルが数席に、コカ・コーラの赤いベンチのある席は大人数にも対応。
その壁という壁には昭和レトログッズが飾られています。
昔懐かしいチラシや看板などがちりばめられた空間には、ブラウン管テレビも鎮座していました。
テレビの上にアンテナがのっている白黒テレビ。
このテレビはDVDが接続できる改良型の白黒テレビで、実際に映像を楽しむことができるそうです。
店内の品々には野﨑さんの「昭和レトロ愛」があふれています。
もくじぃ・野﨑さん:
今はないものなので、昭和を知る人は懐かしさを、知らない世代の人はカワイイと感じると思います
懐かしさだけでなく本格的な味も楽しめる
「もくじぃ」は昭和レトロをコンセプトにしたお好み焼き・鉄板焼きのお店です。
看板メニューの「ミックス焼き(1180円)」は、山芋を使用し、空気を抱き込むように丁寧に混ぜることで、ふわふわの生地に仕上げています。
キャベツのみじん切りが入った生地には、あごだしと焼津産カツオ節が入り、うま味を一層引き立てます。
懐かしの給食がズラリ! ソフトめんと揚げパンに舌鼓
さらにメニューにも昭和レトロが詰まっています。
メニュー表には「懐かしの昭和めにゅう」というページがあり、人気の給食メニューが並びます。
マルシンハンバーグ、赤ウインナー、厚切りハムカツ、ボンカレー使用のライスカレー。
特に注目は「ソフトめん(680円)」と「揚げパン(150円)」です。
静岡県民はソフトめんに懐かしさを感じる人が多いと思いますが、東京出身のにむらリポーターは初体験。
にむらあつとリポーター:
おいしいおいしい。給食っぽいというか、芯が全くない麺です
ソフトめんは、静岡県では昭和44年に「ソフトスパゲッティ式めん」として学校給食に導入されました。
子供たちが食べやすいように、ソフトな食感の麺になっています。
あなたは給食でどんな風に食べていましたか。
ちなみに野﨑さんは、袋に入ったソフトめんを、先割スプーンで十字に切って4分割し、ソースの量と調整しながら食べていたそうです。
続いて揚げパン。にむらリポーターが食べるのは、20年以上ぶりです。
粉砂糖をまぶした懐かしい味わい。
レトロな店内で食べていると、本当に昭和にタイムスリップしてしまったかのような不思議な感覚に包まれます。
時代を超えて愛される昭和の味と空間
店内の雰囲気だけでなく、料理でも昭和レトロが感じられる「もくじぃ」。
SNSなどの情報があふれる現代社会において、昭和のぬくもりを感じられる空間は、多くの人の心を癒しています。
もくじぃ・野﨑さん:
今はせわしない時代かなと思うんですよ。逆に不便さも知ってもらった方がいいのかなと思います
昔を知る世代には懐かしさを、若い世代には新鮮な驚きを与える「もくじぃ」。
昭和の温かい空気感とおいしい料理を求めて、多くの人が訪れている焼津の注目店でした。
■店名 お好み焼き・鉄板焼き もくじぃ
■住所 静岡県焼津市西小川2-6-25
■営業時間 11:30~13:30 17:30~23:00 ※お昼は定食ランチのみ
■定休 月
■問合せ 054-620-5053