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今江大地、松本幸大ら出演者のコメント&公演レポートが公開 『キャッシュ・オン・デリバリー』が開幕

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SHY BOYプロデュース Vol.5『キャッシュ・オン・デリバリー』

2025年2月6日(木)あうるすぽっとにて、SHY BOYプロデュース Vol.5『キャッシュ・オン・デリバリー』が開幕した。熱量上がるプレビューのレポート、出演者・スタッフコメントが届いたので紹介する。

自分がついた嘘に翻弄される主人公と、その嘘に巻き込まれる間借り人が巻き起こす爆笑ノンストップコメディ『キャッシュ・オン・デリバリー』が、2月6日から東京・あうるすぽっとで幕を開けた。(2月9日まで。その後、愛知、大阪でも上演)

この作品『キャッシュ・オン・デリバリー』は、イギリスの喜劇・笑劇作家レイ・クーニーの息子で、映画・演劇の脚本家として活躍するマイケル・クーニーの代表作。今回は主演の今江大地がエリック役を、間借り人のノーマン役は松本幸大が演じる。

物語の舞台は、イギリス・ロンドン郊外のエリック・スワンの自宅。2年前に勤め先をクビになったエリックは、架空の人間をでっち上げ、社会保障手当を不当受給し生計を立てていたが、そのことは妻には秘密にしている。良心の呵責に耐えかねたエリックは、手当を打ち切るため、でっちあげた人物を1人ずつ抹殺することにするが、そんなエリックのもとに社会保障省の調査員ジェンキンズがやってくる。エリックは2階の間借り人ノーマン・バセットを巻き込み、なんとかごまかそうと試みるが……。

エリック役の今江大地が、キレの良い動きと達者なセリフ回しで、嘘に嘘を重ねていく無責任なキャラを生き生きと演じてみせれば、松本幸大は持ち味のおおらかさがエリックに巻き込まれる間借り人ノーマン役によく似合って、どこかノーマンもこの騒動を楽しんでいるようにさえ見える。

そんな2人を囲む人々も、清水順二扮するミスター・ジェンキンズをはじめ、一筋縄ではいかない癖の強いキャラクターたちが次々登場。それぞれの役を演じる俳優たちと、エリックとノーマンの息もつかせぬ攻防は、まさにこの作品の見どころとなっている。そして、気がつけば抱腹絶倒のクライマックスと、それに続く思いがけないエピローグの心地よさ。林明寛の丁寧かつアクセントをきかせた演出もあって、名作コメディの面白さを堪能させてくれる舞台に仕上がっている。この公演の初日を前に公開舞台稽古が行われ、出演者と演出の林明寛が登壇した。

コメント

■演出・林明寛
この作品は僕は俳優として一度出演していて、お客様と一体化するすごい作品だなと感じたのですが、今日客席から観ていて改めてそれを実感しました。お客様が入って確実にパワーがあがる作品なので、お客様にも乗れるところは乗っていただいて、役者もそれに乗っかって良い舞台にしていければいいなと思っています。

■今江大地(エリック・スワン役)
このイギリスの名作コメディに出演できて嬉しいです。膨大なセリフを覚えることをはじめ、やらなくてはならないことは沢山あるのですが、それだけこのステージ上で生きていられることは有り難いことなので、がんばろうと思っています。とにかく素敵な作品ですと自信を持って言えるので、ぜひ観にいらしてください。

■松本幸大(ノーマン・バセット役)
稽古してきて、劇場に入って、このステージで皆さんと実際に通してみて、確実に面白くなるという自信が芽生えました。あと必要なのはお客さんの力です。ぜひ沢山の方に来ていただきたいです。

■古畑奈和(エリックの妻リンダ役)
このカンパニーはすごく仲が良くて、稽古も楽しくできました。稽古で得たことをしっかりと舞台上で発揮して、生の舞台を一緒に作りあげていく感覚をみんなと一緒に楽しんでいきたいです。

■佐藤匠(カウンセラー ドクター・チャップマン役)
前回の公演を観たとき僕も出たいなと思ったので、本当に嬉しいです。個性的な皆さんに負けないようにがんばりたいと思います。

■田野聖子(地域の福祉員 サリー・チェシントン役)
コメディの最後のピースはお客様なので、劇場にぜひ来ていただいて、私たちが必死に生きている様を笑って楽しんでいただけたらと思っています。

■我膳導(エリックの叔父 アンクル・ジョージ役)
気を失っているシーンで本気で寝てしまいそうで心配です(笑)。寝トチリをしないように、毎日質の良い睡眠を心がけたいと思います。(清水よりツッコミ「大谷選手かい!」

■栗原樹(葬儀屋 ミスター・フォーブライト役)
本当に素敵なカンパニーで、パワーがすごい座組だと思うので、このまま全員で駆け抜けていきたいです。

■泉綾乃 (ノーマンの婚約者 ブレンダ・ディクソン役)
稽古期間から猛スピードで走ってきたので、その勢いに乗りながらこのまま進んでいきたいです。

■緒月遠麻(社会保障省主任 ミズ・クーパー役)
後半からの出番なので、皆さんが温めておいてくださるので、それを引き受けてがんばりたいと思います。

■プロデューサー・清水順二(ミスター・ジェンキンズ役)
SHY BOYプロデュースとしては2018年から5作品目になります。この作品は2年半ぶりで、また上演できることが嬉しいです。作者のマイケル・クーニーも天才ですが、小田島恒志さんの翻訳が素晴らしいので、日本中に届けたいですね。また、今回の演出の林明寛くんが、新しく細かいところを見て作ってくれて、その林くんにキャストがみんな付いていった。そのおかげでカンパニー全体のパワーがこれまでの中でもトップクラスになっていると思います。そして今や立派な俳優になった今江くんや松本くん、そして若手からベテランまで実力派が揃った舞台になっています。ぜひ劇場にいらしてください。

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