ツインバード(新潟県燕市)野水社長「大きく成長する年に」、ワクチン冷凍庫のグローバル展開など語る 同社が新年賀詞交歓会を開催
ツインバードの野水重明社長
株式会社ツインバード(新潟県燕市)が1月9日、燕市内で新年賀詞交歓会を開催した。その挨拶の中で同社の野水重明代表取締役社長は国内製造比率の引き上げや、ワクチン冷凍庫のグローバル展開などについて触れ、「大きく成長、発展する年にしたい」と語った。
同会はツインバードが毎年開催しているもので、今年も、主にものづくりに関連する県内の取引先企業122社から166人が出席した。
ツインバードの野水社長は挨拶の冒頭で「巳年の今年は、脱皮を繰り返して大きくなるヘビのごとく、変化へのチャレンジを繰り返して、皆様とともに大きく成長、発展する年にしたい」と抱負を述べた。
会場の様子
会場には、同社の製品も並んでいた
同社のワクチン冷凍庫は2024年10月、世界保健機関(WHO)が定める医療機材品質(PQS)認証を取得。挨拶の中で野水社長はそれについて触れ、「今後、ユニセフなど国際機関への広報活動を強化する。さらに、国内外の病院と研究機関への営業も推進して、グローバルに展開をしていきたい」と語った。
一方、主力の家電事業について「国内製造強化に向けて、順次国内への製造移管を進めている。2025年度末には、国内製造比率を現在の30%から50%に拡大し、さらに高品質かつ安定供給体制を強化していきたい」と語り、「50%の達成には、みなさんの協力が不可欠」と関係企業へ協力を呼びかけた。