神戸空港の着陸機への目印「阪神ウェイポイント」が廃止されるみたい。バース・カケフ・オカダ、姫路出身アヤヤなど
神戸空港 管制塔
画像:神戸空港公式サイトより
航空機が空港に着陸する際の目印となる「ウェイポイント」。神戸空港周辺では3月20日から新しい飛行経路が運用されることから、関西にゆかりのある著名人から名付けられたウェイポイントなどが廃止されることになったそうです。神戸市中央区神戸空港1
飛行機はフライトの際、安全で効率よく飛行するために、定められた航路で上昇し、巡行中は設定された航空路を通って、定められた航路で降下し、目的地まで到達します。
「ウェイポイント」は、操縦士や管制官が航空機の位置を把握したり、進路や高度の要望や指示をしたりするのに使われる目印だそうで、航空路の分岐点や空港の出発経路、到着経路などに設置されています。
世界共通のルールで「アルファベット5文字」の名前がつけられています。
日本では、和歌山には「MIKAN(みかん)」、高知には「ANPAN(あんぱん)」、鹿児島には「GOWAS(ごわす)」「OIDON(おいどん)」、九州には「LAMEN(ラーメン)」など、その土地ならでは名称も多いみたい。
神戸空港周辺に設定されているウェイポイントには、掛布雅之氏の「KAKEF」、ランディ・バース氏の「RANDY」「BERTH」、岡田彰布氏の「OKADA」と、プロ野球「阪神タイガース」で活躍した選手らの名前に由来するポイントも。
しかし今年3月20日より新しい飛行経路の運用が始まることから、数多くのウェイポイントが廃止されることになったそうです。
その関係で阪神ウェイポイントのほか、姫路出身の歌手 松浦亜弥さんに由来する「AYAYA(あやや)」や、明石に由来する「AKASI(あやや)」といったウェイポイントもなくなるみたい。
ユニークなウェイポイントの話は、航空の仕事に興味を持っている学生向けに空の仕事を紹介する「航空教室」では、鉄板ネタだったんだそう。一般の利用者にはなじみがないシステムですが、こうした知られる名称がなくなるのは、なんだか寂しい気持ちになりますね。