地域一丸、暴力団排除へ誓い 川崎臨港地区の推進協議会が総会
川崎臨港暴力団排除対策推進協議会(澤田英樹会長)の総会が7月26日、川崎建設業協会ビル(川崎区宮本町)で開かれた。夏祭り露天商対策や広報啓発活動など今年度の事業計画案など5つの議案を承認。「暴力団を『恐れない』『金を出さない』『利用しない』『協力しない』の『暴力追放三ない運動+1』を実践し、暴力のない、明るく住みよい川崎の実現を目指す」と宣言文を読み上げ、暴力団排除に向け誓いを新たにした。
あいさつに立った澤田会長は、今年4月1日から特殊詐欺事件捜査が警察暴力犯係で行うことになったことに触れ、「暴力団犯罪に対する捜査体制が強化されている中、一般市民の中にも暴力団による犯罪を許さない社会気運がよりいっそうの高まりを見せている。会員一同、暴力団の存在しない明るいまちを築くため、排除のために力を尽くしてほしい」と呼びかけた。
同会顧問を務める石崎弘志郎川崎臨港警察署長は、「暴力団を排除するには地域住民と一体となった総合的な対策を推進することが重要。署員一丸となって暴力団のない明るい街づくりに向けて頑張っていく」と力を込めた。
総会後には、神奈川県警の暴力団対策課担当者が最近の暴力団情勢をテーマに講演。毅然とした態度、信念と気迫、冷静な対応、組織で対応するといった心構えや恐怖心を払しょくするための留意点などを紹介した。