川崎フロンターレ 選手がファンとふれあう 商店街へあいさつ回り
サッカーJ1・川崎フロンターレが、恒例となっている市内商店街への新年あいさつ回りを実施した。多摩区・麻生区内では1月10日、選手らが宿河原駅前商店会と中野島商店会、長沢商店会、新ゆりグリーンプラザ商店会、柿生中央商店会を訪れた。
中野島商店会では、丸山祐市選手(35)と土屋櫂大選手(18)が商店街を巡った。中安果樹園に設けられた会場には、開始前から40人ほどの行列が。ファンにサイン色紙を手渡し、写真撮影する姿が見られた。ユニフォームを着て参加した長谷部絢香さん(下布田小3年)は「2人とも背が高くてかっこよかった。サインがもらえてうれしい」と笑顔を見せた。丸山選手は「実際に会い生の声を聞き、改めて感謝を感じた」と喜びを語り、土屋選手は「皆さんに支えられ、自分たちが輝けるのだと実感した」と気を引き締めた。
同商店会の太田政人前会長は「中野島はフロンタウン生田のお膝元。これからも互いに盛り上げていければ」と話した。
柿生中央商店会を訪れたのは、地元出身で福島ユナイテッドFCへの育成型期限付き移籍から1年ぶりに川崎へ復帰した大関友翔選手(19)。駅前の大平屋店頭に設けられたサイン会場は大関選手の帰郷を出迎えるファンで長蛇の列ができた。
大関選手は真福寺小、柿生中、生田東高出身。小学校時代は地元チームの真福寺FCでもプレーした。サイン会を終えた大関選手は「19年間この柿生駅を利用している。今日も出身校の方々がたくさん来てくれた」と述べ、「等々力で活躍する姿を見せることが自分の成長の証。まずは試合に出られるよう、キャンプからアピールしたい」と意気込みを語った。
サイン会に参加した芥川稔基さん(28)は「大関選手はプレーが冷静で技術もある。これからのフロンターレを担い、日本代表も狙える選手。期待している」と話した。大平屋の野村衛一さんは「地元出身で、より身近な選手。商店会でも応援していきたい。柿生から世界へと羽ばたいてほしい」と期待を込めた。