黒部峡谷鉄道、2025年度の営業運転は4/20から 日本で唯一「猫」が付く駅での下車は継続
黒部峡谷鉄道(富山県黒部市)は24日、2025年度の営業運転を4月20日(日)から開始すると発表しました。
2024年1月の能登半島地震で被害を受け、昨シーズンは終点・欅平駅までの一部区間を運休、宇奈月~猫又駅間で折返し運転を実施していた黒部峡谷鉄道。今年度は折返し運行を継続し、安全・安心を最優先に全線復旧に向けて取り組んでいくということです。
日本で唯一「猫」がつく駅とも言われる「猫又駅」は、工事関係者専用の駅であり、通常では一般の利用者は乗降できません。鉄道ファンの間では「降りられない秘境駅」として有名でした。今年度は昨シーズンに引き続き、「猫又駅」での下車が可能です。
【参考】黒部峡谷鉄道の「猫又駅」、10月5日から期間限定で旅客も乗降可能に
https://tetsudo-ch.com/12973692.html
[営業運行期間および区間]
(1)宇奈月駅~柳橋駅 2025年4月20日(日)~5月2日(金)※1
(2)宇奈月駅~笹平駅 2025年5月3日(土)~5月9日(金)※2
(3)宇奈月駅~猫又駅 2025年5月10日(土)~11月30日(日)※2
※1 柳橋駅でご乗車したまま折返し運行になります。
※2 笹平駅及び猫又駅では、下車することができます。
20分間の休憩の後、同じ列車にご乗車いただきます。
[運賃(往復)]
宇奈月駅~柳橋駅 おとな700円/こども360円
宇奈月駅~笹平駅 おとな1,660円/こども840円
宇奈月駅~猫又駅 おとな2,820円/こども1,420円
■車両券(1乗車あたり)
リラックス客車 600円
時刻表や予約方法はホームページに掲載。個人客(15名未満)の予約は4月1日から受付開始。鉄道アクセスは北陸新幹線黒部宇奈月温泉駅下車後、富山地方鉄道に乗り継ぎ、新黒部駅→宇奈月温泉駅で下車。