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『キャプテン・アメリカ:BNW』レッドハルク事前ネタバレは仕方なかったと監督

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(MCU)『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』劇場公開時に行われた議論の一つが、「レッドハルクの登場は事前に明かさない方が良かったのではないか?」というものだ。

この映画は、主人公のサム・ウィルソンがハリソン・フォード演じるサディアス・ロス米大統領との関係に緊張感を走らせながら陰謀の調査に挑む中、ロスの身体に隠された秘密が徐々に明らかになっていき、最終的に怒れるレッドハルクに変貌して大暴走を起こしてしまうという物語。ロスがレッドハルク化に至る様子が、まるで時限爆弾の火がジリジリと迫るように描かれた。これが劇中最大のサプライズとなったため、レッドハルクの登場が事前に判明していては興醒めだという意見だ。

ジュリアス・オナー監督は英にて、こうした声に「そうは思いません」と反論。「こういう映画を作っていて、ハリソン・フォードがサディアス・ロスを演じると発表され、MCUのような熱狂的なファンダムがあるときたら、それだけでおしまいですよ」と、たとえスタジオが秘密にしていたとしても、ファンによって簡単に推測されただろうと見解を述べた。

原作コミックのファンにとっては、サディアス・ロス=レッドハルクの設定はお馴染みのもの。実際に、フォードが故ウィリアム・ハートから同役を受け継ぐと発表された時、「あのハリソン・フォードがレッドハルクに変身するのか」との予想が飛び交った。

「完璧なシナリオがあれば、劇場でサプライズになってくれれば最高だと思います。でも、それはかなり難しいでしょう」と、オナーは現実的に考えている。「どこかでオモチャが発見されたり、誰かが予告編をリークしたりといったことが起こり得る。今の時代、秘密を守り続けるというのはすごく難しいんです」。

MCUでは現在、『/ドゥームズデイ』を撮影中。数多のサプライズが飛び出すと見られる同作だが、今のところ確信的なリークは防がれている。「僕らは(秘密を守るのが)とても上手だから」と、同作監督のジョー・ルッソは情報漏洩対策に。ロケ撮影地の選定も、パパラッチのリスクを勘案して見極めているそうだ。

『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』はにて見放題独占配信開始中。

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