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超極太で超濃厚! 完成度の高さを誇る江古田『長男、ほそのたかし』は強烈な個性の行列店

さんたつ

ゴリゴリの極太麺と3日かけて作る超濃厚豚骨魚介スープが武器のつけ麺専門店。パンチがありながらもバランスの取れた完成度の高い味わいに、「盛りをもっと多くすればよかった」という人が後を絶たない。食べログの「ラーメン TOKYO 百名店 2023」にも選出され、行列必至ではあるが並ぶ価値のある一杯だ。

長男、ほそのたかし

学生街で人気を得た行列店

黄色い看板がとても目立つ。

大学が3つもある西武池袋線江古田駅。駅から線路と並行する細い道は、裏通りといった風情だが、学生や会社員などいつでも人通りが多いエリア。歩きだしてすぐ、かなり目につくのが似顔絵の書かれた「つけ麺」の看板だ。

入り口に出ている黒板も目立っている。

「超濃厚で超太麺」と書かれた黒板があり、その右側の階段を数段上がって左が店だ。入り口は奥まっているが、営業時間は階段や黒板付近に行列ができているので通りかかれば店を見逃すことはない。

店名のインパクトが強すぎる! 千葉と江古田の「長男」2店

あ、看板の似顔絵の人だ! 店主の細野さんはもちろん長男。

店主はもちろん「ほそのたかし」、細野さんだ。自動車の専門学校に通いながら飲食のアルバイトをしていたそう。一度はメカニックとして就職したものの、やはりラーメン店をやりたい!と一念発起。アルバイト先で出会った「もんたさん」との縁が「長男」の始まりとなる。

2人でつけ麺の味を完成させ、千葉県の『長男、もんたいちお 』をオープンした。超濃厚スープと超極太麺という個性の強い味がうけ、連日行列の人気店となった。そして2021年、江古田で『長男、ほそのたかし』が姉妹店として開店した。

麺類はつけ麺と油そばのみ。

筆者はこの店の前を日常的に通っているため、開店直前に看板をつける現場を目撃している。「変わった名前の店ができるんだなあ」とぼんやり思いつつ、迎えた開店日は衝撃だった。営業時間前だというのにすでに行列ができ、細い裏通りは人であふれていた。「まだ開店していないのに、すでに人気とは!」とすさまじく驚いた。今思えば『長男、もんたいちお 』ファンが多かったと思うのだが、かなりの鳴り物入り感があったのは間違いない。その後は江古田で新たなファンも獲得しつつ、連日行列を作っている。

茹で時間12分のゴリゴリ太麺を、超濃厚スープが受け止める

特製つけ麺1300円(並盛)。

どどん、と重量感のある深めの丼。特製つけ麺がやってきた。麺の茹で時間は12分。ちょっと長めだと思ったが、実際に麺を見てみると、この太さなら時間がかかるのも納得だ。

メンマや味玉、チャーシュー4枚がのる豪華版。

重みのある麺をスープにインすると、粘度の高いスープはどぶん、と低い音がした。ずぞぞぞぞぞぞっと思い切りすすり上げた瞬間、脳内を駆け巡ったのは「うお! 弾力すご! もっちもち! めちゃくちゃ濃厚!!」というワード。語彙が少なすぎる。しかし「極太麺・超濃厚」という看板に偽りはないと実感した。

麺は栃木県のなかざわ製麺。国産小麦を100%使用。

茹でたあと、しっかりと氷でしめられた麺は、うどん並に太く弾力たっぷり。口の中であばれまくる麺を押さえつけるように噛むと、もっちりと強く反発し、小麦粉の香りが鼻を抜けていく。

かたや、野菜を入れず、鶏・豚・煮干しで3日かけて炊き上げるスープは素材の旨味が凝縮し、「超」がつくほど濃厚だ。肉系の甘みのあとに広がる魚介の香りにますます食欲が増す。なんといってもクリーミーな舌触りがたまらない。

麺は熱盛もできるが、弾力を楽しめる冷がオススメだ。

このスープを作るために必要であり、1回ではなく2回濾(こ)すことで、よりなめらかなスープに仕上がるのだという。こうしてできあがった濃厚なスープと強さのある麺の一体感は抜群! まさに必食ものだ。

2種のチャーシューと、とろ〜り半熟の味玉。まさに神トッピング

大きめ・薄切りが肩ロースのチャーシュー。

チャーシューは、肩ロースとバラ肉の2種がオン。どちらも真空低温調理しているが、味わいは大きく違う。

肩ロースは7時間かけて低温調理し、薄切りで提供。噛むとほどけるようなやわらかさが特徴。肉の甘みとしょっぱさのバランスがよく、スープにひたして麺に巻いて食べるのがおいしい。

バラ肉のチャーシューはちょっと厚切り。

バラ肉のチャーシューのポイントは焦げ目。4時間の低温調理のあと、炭火で約2時間弱吊るし焼きするため、香ばしい風味と脂の甘みがたまらない。食べごたえも抜群だ。

そしてみんな大好きな味玉は、ばっちり半熟で黄身がとろ〜り。そおっと食べるもよし。黄身をスープと混ぜればちょっとした味変にもなる。

スープといっしょに食べるのも良し。

日替わりで楽しめる薬味や自家製フルーツ酢で味変を

左側に国産ネギ、右側に梅カツオと日替わりが盛られる。

つけ麺には、国産ネギ、梅カツオ、そして日替わりのアイテムがのった小皿がつく。この日は鯛出汁塩だった。なめてみると、鯛出汁塩はほんのり魚の甘みがあって、ごはんにかけてもおいしそうだ。

ええい、全投入だ!

当然ネギはぴったりくるけれど、意外に良かったのが梅カツオだ。酸味やカツオの風味が甘みのあるスープにはまる。味がさらに深く複雑になったようだ。

左が作ってすぐのフルーツ酢。右がひと月ほどたったものだ。

梅カツオが合うなら酢も合うに違いない。テーブルの上に用意されている、レモンとリンゴを入れた自家製のフルーツ酢を試してみよう。フルーツのまろやかな酸味が濃厚なスープと混じり合い、さわやかな味わいに変化する。これもなかなかいいかも。

最後はもちろん割りスープでフィニッシュ。

「ラーメン TOKYO 百名店 2023」にも選出された味とサービス

スープの温め直しも気軽に頼める。

麺の量は、杏仁豆腐のつくレディース150gから漢盛の600g、それ以上までも幅広く選べ、冷めたスープを温め直してくれるなど、きめ細かなサービスもありがたい。さすがは「ラーメン TOKYO 百名店 2023」に選ばれた店。次はつけ麺とチャーシューをテイクアウトで楽しむのもいいなと思った。

L字のカウンターで、席同士はゆとりのある広さ。

長男、ほそのたかし
住所:東京都練馬区旭丘1-68-12 第4正道江古田ビル 1F/営業時間:11:00〜14:50LO、17:30〜21:00LO(土・日・祝は11:00〜20:00LO)/定休日:不定(月に1〜2回)/アクセス:西武鉄道池袋線江古田駅から徒歩2分

取材・⽂・撮影=ミヤウチマサコ

アド・グリーン
編集プロダクション
1982年創業の編集プロダクション。旅行関係の雑誌・書籍、インタビューやルポルタージュを得意とし、会社案内や社内報の経験も多数。企画立案から、取材・執筆、デザイン、撮影までをワンストップで行えるのがウリ。

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