39体が水田を見守り 海老名で「かかしまつり」
海老名の秋の風物詩「中新田かかしまつり」が海老名総合病院南側の水田で開かれている。近隣住民や小学生、企業、団体関係者が手がけた39体のユニークなかかしを楽しめる。
かかしは、収穫前の稲穂を見守るように並んでおり、パリ五輪で活躍した選手や新紙幣の肖像といった世相を反映したもの、アニメのキャラクターなどをデザインした個性的な作品が並ぶ。今年初めて実施した親子かかし作り教室の参加者による力作もある。会場では、カメラを手に撮影する来場者の姿や散歩で訪れた園児らが歓声を上げて賑わっている。
かかしの設置は9月7日に始まり、各賞の審査を実施。最優秀賞には、中新田保育園が制作した作品「ちいかわのたっきゅうびん〜おいしいおこめをとどけます〜」が選ばれた。
主催する同まつり保存会関係者は「ユニークな作品を大勢の方に見てもらえたら」と来場を呼び掛けている。期間は9月22日正午まで。