中原地区認定こども園 2029年4月に開園 公立幼保の再編進む
公立保育園・幼稚園の再編を進める平塚市は8月23日、ひばり幼稚園(御殿)と南原保育園(南原)を統合し、民間の認定こども園「中原地区認定こども園」を2029年4月に開園すると発表した。ひばり幼稚園の園児募集は、24年度が最後になるという。
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土屋幼稚園(土屋)と吉沢保育園(上吉沢)を統合してできる公立の認定こども園「(仮称)土沢認定こども園」は27年4月に開園するほか、28年4月には夕陽ケ丘保育園(夕陽ケ丘)を公立保育園から民間保育園へ移行し、民設民営とする。土屋とひばりの両幼稚園が保育園と統合されることにより、単独で存続する市内の公立幼稚園はゼロとなる。
現在、ひばり幼稚園には年長児14人、年中児9人が在園。市教育総務課では「働く人の増加で保育園の需要が高まっている。ニーズの変化に合わせて再編を進めてきた」と話す。25年度の入園児が卒園するまでは現存の園舎で過ごし、園舎を建て替えるかどうかは、まだ決まっていないという。
土屋幼稚園は25年3月の卒園生を最後に閉園する。市保育課によると、吉沢公民館の敷地内に園舎を新設し、土屋幼稚園と吉沢保育園を合わせた同規模の園として整備する予定という。
公立保育園のあり方については、2023年8月8日付けで「平塚市幼保一元化に関する公立園の見直しについて(改訂版)」で、各園の方向性を示している。保育課では「少子化が進む中、市全体の子育てサービスの維持と向上を図っていきたい」と話した。
問い合わせ/幼稚園は教育総務課【電話】0463・35・8113、保育園は保育課【電話】0463・21・8555