タイと付くのにタイじゃない? <○○ダイ>7種類の名前のルーツを学べるユニークな解説【三重県伊勢市】
三重県伊勢市にある水族館「伊勢シーパラダイス」は5月1日、「○○ダイ」の名前を持つ魚にスポットを当てた企画展「見たい!知りたい!話したい!○○ダイとつく名前の由来展」を開始します。
この企画展では、魚の形や模様、色合いの違いを比較しながら「なぜこの名前がついたのか?」という疑問を解説とともに観察することができます。
全7種&約30匹の魚を展示
同企画展は全7種・約30匹の魚を展示し、「タイの仲間たち」と「実はタイではない魚たち」の比較ができます。そのうち3種がタイ科の魚たちだといいます。
また、この展示企画では魚の展示のほか、「○○ダイ」の名前のルーツが学べる解説パネルがあります。
マダイ
タイの王様「マダイ(Pagrus major)」。
本種の名前の由来は「平たい体」です。赤い体色と尾びれの黒い縁取りが特徴の魚で、釣りのターゲットとしてはもちろんのこと、食用として非常に人気があります。
クロダイ
黒い体色が特徴的なクロダイ(Acanthopagrus schlegelii)はマダイと同様にタイ科に属する魚です。
マダイ同様に食用としての需要があるほか、釣りのターゲットとしても人気があり、釣り人からは「チヌ」とも呼ばれています。
ヘダイ
ヘダイはクロダイによく似たタイ科の魚で、クロダイ属よりもややずんぐりしていることが特徴。生息する場所もクロダイ属と少しことなり、やや沖合に生息しています。
ヘダイは”へ”の字のような口元が由来といわれているほか、体が平たいことが名前の由来ともいわれているようです。実際、ヘダイは漢字で「平鯛」とも書きます。
他のタイがつく魚もいっぱい
タイ科の3種のほかにも、様々な「○○ダイ」を見ることができ、鷹の羽のような模様を持つタカノハダイ、石をかみ砕く歯を持つイシダイ、スズメのように群れで行動するデバスズメダイ、金魚のような色合いが特徴のキンギョハナダイが展示されます。
魚の名前が学べる手作り解説パネルでは、思わず話したくなる魚の名前の雑学が充実しているといいます。この機会に「伊勢シーパラダイス」へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
※2025年4月16日時点で情報です
(サカナト編集部)