【駿河区・大鈴屋豆腐店】一度食べたら“とりこ” おからを出さない豆腐が濃厚でビックリ! 豆腐スイーツも
豆腐の概念が覆ります。おからを出さない方法で作られた豆腐をご存知ですか? 大豆のおいしさがギュッと詰まっていてビックリするほど濃厚。そんな豆腐・豆乳で作ったスイーツも満足度が桁違いで、栄養も豊富なのです。
2年の歳月をかけ完成「大豆まるごと豆腐」
静岡大橋の西側、東新田三丁目の交差点近くに「大鈴屋豆腐店」があります。
看板に「おからを出さない製法でつくる」と書かれている通り、通常の豆腐とは異なる特殊な製法により、大豆をまるごと使った豆腐を販売しています。
大鈴屋の代表・鈴木税さんにお話を聞きました。
大鈴屋を始める前も、別の豆腐店に勤めていた鈴木さん。豆腐を作る際に出るおからが産業廃棄物として捨てられている状況を憂い、どうにかしたいという思いから、おからを出さずに豆腐を作る方法を研究。
休み返上で自己資金を投入し、2年の歳月を経てようやく納得のいく「大豆まるごと豆腐」が完成したそう。
そんな時に、廃業する知り合いの豆腐店から工場の設備を譲り受ける事になり、大鈴屋豆腐店の歴史がスタートしました。
おからを出さない特殊製法の秘密
気になるのが、おからを出さない豆腐の作り方。お店の入り口に工程が紹介されています。
従来の豆腐づくりでは、大豆を絞って豆乳とおからに分ける工程がありますが、大鈴屋の製法では大豆をまるごと粉砕するという、一番最初の工程から異なるようです。
鈴木さんが費やした2年間の賜物を公表しちゃって大丈夫?と心配になりますが「そんな簡単には作れないですし、もちろん秘密にしていることもありますよ」と教えてくれました。
全てのメニューは「大豆まるごと」製法
大鈴屋の豆腐の定番は「大豆まるごと絹(190円)」「そふともめん(280円)」「がんこもめん(300円)」の3種類。これ以外に日替わり豆腐もあります。
取材日の日替わりは「枝豆豆腐」と「だし豆腐」でした。
初めての方には絶対食べて欲しい「大豆まるごと絹」。
一度食べたら、もう普通の豆腐には戻れなくなっちゃうかも。それくらい濃厚でお豆の味がしっかりしていておいしい!
子供の頃は豆腐ってあまり味がしなくて好きではありませんでしたが、大鈴屋の大豆まるごと絹と出会っていたら、豆腐の印象もまた違っていたと思います。大豆がまるごと入っていて栄養も豊富なので、ぜひお子さんと一緒に食べましょう。
「特製がんもどき(250円)」もオススメ! ボリュームがすごいです。
レンコン、エダマメ、ヤマト芋、ネギ、ひじき、ショウガ、白ゴマ、干しエビが入っていて具だくさん。いろいろな食材の歯応えも楽しめます。
だしの味が付いているので、温めてそのまま食卓へ。最高の一品になりますよ!
甘党の方には豆腐スイーツも
大鈴屋で大人気の豆腐スイーツが豆乳ドーナツ。味は4種類あって「豆乳ドーナツ(120円)」、「豆乳チョコ(140円)」、「豆乳抹茶(140円)」「豆乳紅茶(140円)」。
まわりはサクッとした食感で、中はふわっとしっとり。甘すぎず、しっかり満足感もあるので、子供のおやつにぴったり。
揚げ菓子ですが、大豆まるごとの豆乳で作られているので、ヘルシーで罪悪感も軽減されそうです。
しっかりと大豆の味わいがする、「豆乳ソフトクリーム(400円)」もオススメです。
豆乳ソフトは季節ごとに別の味も選べます。3月~6月がイチゴ、7月~9月がバナナ、そして現在は10月~2月までのチョコ味が楽しめます。
コーン、カップ、ミニサイズもあるので、ぜひお買い物ついでに食べてみてください。
豆腐だけにとどまらず、総菜系やスイーツまで幅広い豆腐メニューを取りそろえた大鈴屋豆腐店。全ての商品に大豆まるごと豆腐・豆乳を使っているので、大豆の栄養をしっかり取ることができていいですね。
一度食べたら、そのおいしさの“とりこ”になること間違いなしのお店です。ぜひ足を運んでみてください。焼津市東小川には焼津店もあります。焼津にお住いの方はそちらへ!
■店名 大鈴屋豆腐店 安倍川店
■住所 静岡市駿河区丸子新田511-2
■営業時間 10:00〜18:00
■定休 火
取材/よれちゃん