海と山が共存するパークエリア!“地鎮祭”で工事の安全祈願 神戸ウォーターフロント新エリア『TOTTEI PARK』がいよいよ着工 神戸市
2025年4月に開業予定のジーライオンアリーナ神戸(神戸市中央区)と一体運営される『TOTTEI PARK』の工事の着工に先立ち、工事の安全と成功を祈願する「地鎮祭」が6月24日に執り行われました。
TOTTEI PARKは、神戸ウォーターフロントの新エリアとして新港第二突堤の先端部に整備される “神戸の海と山並みを五感で楽しめる” パークで、6月よりパーク内の建築物「緑の丘」の工事が開始されました。
アリーナが立地する新港第二突堤エリア「TOTTEI」の最も南側に位置する『TOTTEI PARK』は、国土交通省が推進する「港湾環境整備計画」の認定を受けた国内初の施設であり、パークエリア全体が緑化空間として整備される予定です。
そんなTOTTEI PARKを象徴するパーク一体型建築である「緑の丘」は、エリア全体の緑化空間を一つのピクニックシートに見立て、その一部を「つまみ上げる」イメージで作り上げた高さ10メートル超の建築物。
建物の屋根にあたる部分は、神戸の海と六甲山系の山並みをつなぐ “屋外劇場” をイメージして設計されており、パノラマビューを楽しんだり、対角線上に設置されるステージを眺めたりすることができます。
内部には “全天候型” の緑や木々が感じられる多目的スペースを用意。神戸市民の新たなコミュニティプラットフォーム空間としての利用を想定しているほか、心地よい海風を感じながらBBQが楽しめるレストランや、オリジナルクラフトビールを醸造するブリュワリーも開業予定です。
そんな「緑の丘」の起工にあたり行われた「地鎮祭」には、アリーナを含むTOTTEIエリアの運営を担当する株式会社One Bright KOBEと、TOTTEI PARK内の建物の設計を担当する畑友洋建築設計事務所、施工を担当する柴田工務店の3社が出席。
祭祀を取り仕切ったのは、『生田神社』(神戸市中央区)の上山権禰宜。土地に住まう神様をお呼びして捧げ物を献饌(けんせん)し、祝詞を奏上した後、「清祓之儀(きよはらいのぎ)」を執り行い工事を行う土地を清めました。
その後、「地鎮之儀(じちんのぎ)」として3社の代表者による「苅初之儀(かりぞめのぎ)」「穿初之儀(うがちぞめのぎ)」「鍬入之儀(くわいれのぎ)」と、権禰宜による「鎮物埋内之儀(しずめものまいのうのぎ)」が行われ、「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」、撤饌(てっせん)を経て、神様にお帰りいただき、地鎮祭は終了。
地鎮祭後の囲み取材で、TOTTEI PARKの運営を統括するOne Bright KOBEベニューマネジメントDivisionマネージャーの渋谷 樹氏は「ここまで怒涛の日々でしたが、無事に着工を迎えることができてよかった。ウォーターフロントエリア再開発の目玉として、神戸市様にも期待していただいているアリーナやパークが、神戸の多様で魅力的なコンテンツをつなぐ “中継点” のような存在になれば嬉しい」とコメントしています。
開業日
2025年4月(予定)
場所
新港第二突堤エリア「TOTTEI(トッテイ)」
(神戸市中央区新港町130番12)