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夫・妻たちに聞いた!“家庭内別居”の始まり #4「残りの人生を考えて…」

ウレぴあ総研

夫婦として同じ屋根の下で暮らしていても、配偶者への気持ちや環境の変化が理由で同じ空間で過ごすのを避けるのが家庭内別居。

一緒にいないことが当たり前になると、そこから離婚に発展するほど気持ちが離れてしまうこともあります。

一方で、好きで家庭内別居を選んだわけではない、という夫婦も多いもの。

別々で過ごすきっかけはどこで生まれるのか、夫・妻たちに聞いてみました。

ハピママ*

「我が家は、娘たちが家を出てから家庭内別居が始まりました。

私はずっと個人事業主として在宅で仕事をしてきて、夫は会社員で外の世界に行きますが、家にいるときはそれぞれの自室で好きなように過ごしています。

子どもがいるとどうしても生活のリズムが子ども中心になり、私も夫も趣味など自分の好きなことに割ける時間は限られていました。

夫婦ふたりに戻ったときは、お互い自由に過ごそうと話し合って決めました。

趣味といっても私は読書などインドアで、夫は釣りやソロキャンプが好きでアウトドア、干渉せずうまくいっていると思います。

食事は夫が家にいるときは私が作りますが、無理に一緒に食べることはせずお風呂もそれぞれの好きなタイミングで、掃除だけ分担してやっている感じです。

気がつけば朝から一言も夫と話していないなんて日もあるのですが、気配を感じれば十分というか、これまで家族として顔を突き合わせて過ごしてきた時間が長いぶん、何となく様子が想像できるのですね。

夫婦の会話はないしそれを寂しいなと思うときもありますが、いずれまた年をとってくれば支え合う日々になるのかな、とも考えます。

今は子育てから解放され、残りの人生を満喫したい気持ちがお互いに強くて、家庭内別居でもストレスなく過ごせているので不満はありません」(女性/50歳/イラストレーター)

家庭内別居といってもネガティブな状況ばかりではなく、あえてそれを選んでいる夫婦もいます。

これまで一緒に生活を支えてきた実感があるからこそ、環境が大きく変わるタイミングでそれぞれの自由を尊重できるのではないでしょうか。

こんなケースではお互いにストレスがないため、顔も見ない完全な別居というよりは一緒に過ごすときもまた自由に選べるような風通しのよさが感じられるもの。

今後も同じ家でふたりで過ごす、という前向きな気持ちをふたりが忘れなければ、こんな時期も通過点としてあるのかもしれませんね。

(ハピママ*/弘田 香)

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