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【習志野市】ひとりの力、ひとつの波を、大きなうねりへ 持続可能な社会を目指すNPO法人「さざなみ」

チイコミ!

【習志野市】ひとりの力、ひとつの波を、大きなうねりへ 持続可能な社会を目指すNPO法人「さざなみ」

海辺の清掃や里山林の整備、フォーラム開催など、活動の場を広げ前進を続ける「さざなみ」。

原点は発起人らの少年時代にありました。

取り戻そう、僕たちの故郷の海

第61回茜浜定例清掃(2025年7月)。青い横断幕を目印に集合

1980年代に習志野の海辺で育った子どもたち。

東京湾奥に位置する干潟周辺で泥だらけになって遊んだ最後の世代です。

年月を経て再会したかつての少年たちは、直立護岸とテトラポッド、そして大量のごみが廃棄された海辺の光景を前に「習志野の海を守る会」を発足。

2020年春から定例清掃を始めました。

この活動を軸に2022年にはNPO法人「さざなみ」を立ち上げ、海洋・里山保全に取り組むほか、近隣地域の関連団体らと連携し、2024年、25年に「習志野環境フォーラム」開催を実現。

ネットワーク構築と情報共有、啓発活動を展開しながら「人と自然を愛する、優しい心をもつ人の輪を広げていく」ことを目指し、躍進を続けています。

富津市に「さざなみ農園」を開園。環境保全と、稲作文化の継承に取り組みます

目の前のごみを一つ拾うことから

海と山のつながりに着目し、4年前から手がけている放置山林および耕作放棄地の整備と復元、希少生物の保全に取り組む「房総再生プロジェクト」。

この活動が海辺清掃と合わせて高く評価され、今年6月、(公社)日本水環境学会から奨励賞を受賞しました。

授賞式典にて。日本水環境学会の西川関東支部長(左)と、さざなみスタッフ

茜浜、そして房総の山野。「身近な社会に目を向け、生きている環境を大切にする行動が、気候変動や海洋汚染など広い世界の問題を想像することにつながり、やがて持続可能な社会を担う心を育む」とスタッフの一人は話し、街の歴史を次世代に伝える重要性にも言及します。

今月中旬の秋津まつりには、谷津干潟の写真などを携え出展予定。活動の一端に触れてみませんか。

新年もちつき大会と自然観察会を実施
活動支援への返礼品などとして10月頒布スタート。詳細はHPで

第64回茜浜定例清掃

日時/10月19日(日)
   午前9時30分~午前10時30分
場所/習志野市茜浜(菊田川河口付近)

問い合わせ
メール/contact@sznm.org
ホームページ/https://sznm.org/index.html

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