給食に異物混入 釣り針様の金属 健康被害なし 伊賀市の友生小
三重県伊賀市教育委員会は4月15日、市立友生小学校(同市ゆめが丘2)の給食で14日に提供した白身魚フライに金属片が混入していたと発表した。健康被害の報告はなく、学校は全児童356人の保護者に文書で謝罪した。
学校教育課によると、14日午後0時45分ごろ、6年2組の児童が口の中に入った異物に気付き、担任教諭に訴えた。異物は釣り針のような長さ約15ミリから20ミリの金属で、すぐに吐き出すよう指導した。
同校では異物混入の報告を受け、全児童が白身魚フライを喫食しないよう指示。他の児童にも異常がないことを確認した。当時使用した調理器具に破損などはなかった。
市教委では、原因が魚に刺さった釣り針の可能性が考えられるとし、納入業者に経緯の検証と再発防止を求めた。同小の給食は自校式で、402食を提供している。