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<姉、恩返しを強要!?>「私は助けてあげたのに……!」2週間も仕事を休むのはムリッ!【まんが】

ママスタセレクト

写真:ママスタセレクト

私(サトミ)は10年前に夫を亡くしてから、フルタイムで働き子ども2人を育ててきました。死別した当時、アツヤが5才で、ミナトが3才。近くに住む両親もまだ健在で、しばらく母子3人で実家に戻って住まわせてもらいました。その頃は姉もまだ独身で実家暮らしをしていました。姉は子どもたちを気にかけ、とてもよく面倒をみてくれたのです。私は自分がお世話になった分、姉の子どもが産まれるときにはできる限りの恩返しをしたいと思っていました。

その後、姉は結婚して1人目を出産。姉は里帰り出産をしたかったようですが、残念ながら感染症の影響で叶いませんでした。間もなく父が事故で急死し、体調を崩しがちだった母も去年亡くなりました。私たちには帰る実家がなくなってしまったのです。

姉は2人目の出産を控えています。もちろん私もできる限りのことをして手伝いたいと思っていました。しかし姉から「産前産後に2週間ほど上の子を預かってほしい」と頼まれて戸惑ってしまいます。そんなに仕事を休むわけには……。

できるだけ協力したい気持ちはあるものの、そんなに長く仕事を休むわけにはいきません。私はひとりで家計を支えていて、収入が少しでも減ってしまうのは大きな痛手です。現在アツヤは中3、ミナトは中1。これから子どもたちへの教育費もかかる時期だし……。3才の子どもを預かることになったら、受験生のいるわが家の生活ペースも崩れてしまうでしょう。 けれどもう実家はなくなってしまったし、姉は私しか頼れる人がいないのかもしれません。私に断られそうな気配を察すると、姉は泣きだしてしまいました。家族の生活も大事だし、どうしたらいいものかと困っています。

泣き出した姉「約束したのに!」……精神的に追い詰められてる?

姉が私の子育てを助けてくれたことには感謝をしています。私はなにか方法がないかと考え、必死でいろいろと提案しました。しかし姉は「助けてくれるって言ったじゃない」「約束したのに」と切羽詰まったような声で訴えるだけです。

「少しだけ時間ちょうだい」そう言って電話を切ると、私は自分が預かれそうな時間や曜日をあらためて確認。そして今からでも申し込めそうな近隣の託児施設などを調べました。数日後に直接会って資料を渡すと、姉からは意外な言葉が……。

姉とはお互いに助け合ってきたつもりだし、これからもそうだと信じて疑っていなかったのですが……。姉はそう思えなかったのかもしれません。姉は私が集めたたくさんの資料をしばらく黙って見つめると、どこかホッとしたようにこう言いました。 「頭のどこかではわかっていたの。預かる気持ちがないわけじゃなくて、預かれるタイミングじゃないんだって。勝手に期待を押し付けて、いい迷惑だったよね。ごめん」 両親が亡くなり実家を失ってしまい、夫の協力も期待できない状況で、姉は言いしれぬ孤独を感じていたのでしょう。これから安心して姉が2人目出産にのぞめるよう、私も全力で姉の気持ちに寄り添っていくつもりです。

【姉の気持ち】頼れるのは妹!今度は私も助けてほしかったのに……

私(ヒトミ)は、夫のカズヤと3才の子どもとの3人暮らし。もうすぐ2人目を出産する予定です。ここ3年ほどの間に両親が相次いで亡くなり、私には実家がなくなってしまいました。そこで妹(サトミ)に出産前後の2週間ほど、子どもを預かってもらおうと思っています。私はまだ独身で実家にいた頃、よく幼い甥たちの世話をしました。妹はとても感謝して「お姉ちゃんのときも手伝うね」と言ってくれたので、きっと快く引き受けてくれるはずです。

思いもよらなかった妹の言葉に驚きました。10年前に夫と死別した妹は、しばらく実家で暮らしていました。私はまだ独身で実家にいたので、妹を助けてよく幼い甥たちの面倒をみたものです。だから今度は私を助けてほしかったのに……。

私は妹に期待しすぎて、勝手に落胆していました。自分が望んだ対応じゃなかったからといって、裏切られたように思ってしまったのです。妹にだって私を助けようという思いがあったのに……。その後、私は夫ともきちんと向き合うことにしました。

仕事ばかりの夫とは近頃、きちんと話し合いができていませんでした。しかし私が思いのたけをぶつけると、夫はきちんと受け止めてくれたのです。それからは小さな行き違いをくり返しながらも、夫婦で同じ方向を見ながら歩めているかなと思います。妹にすがる前に、もっと私は夫と心を通いあわせる努力をすべきでした。 今は新しく誕生してくる子どものためにも、家族の絆を強めなければ。そう思えたのは、両親や妹に囲まれた幸せな思い出がたくさんあるからのような気がしています。気づかせてくれた妹には感謝しています。


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