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【綾瀬市】「児童相談所」10月運営開始へ 旧保健医療センターに開設

タウンニュース

旧保健医療センターに移転した児童相談所

旧綾瀬市保健医療センター(深谷中)への移転工事が進められてきた綾瀬児童相談所がこのほど完成し、10月1日(水)から運営が始まる。9月7日には黒岩祐治知事らが出席し、竣工式が行われた。

相談件数は急増

政令市と児童相談所設置市の横須賀市を除く、神奈川県所管域には児童相談所が6施設ある。県所管域で2024年度に受け付けた虐待通告件数は、8023件(前年度比574件増)。概ね年々増加しており、17年度の4190件から倍増している状況だ。

相談件数の急増を受け県は21年4月、中央児童相談所(藤沢市)が所管していた大和市と厚木児童相談所が所管していた綾瀬市を再編し、大和綾瀬地域児童相談所を新設した。綾瀬児童相談所は、大和綾瀬地域児童相談所が移転したもの。

大和綾瀬地域児童相談所は県所管域での相談件数の急増に対応するため、緊急的に新設されたこともあり、開設時に中央児童相談所内に置かれた。県は開設と合わせ、所管域内の大和市・綾瀬市で移転先を模索する中、綾瀬市から旧保健医療センターの利活用が提案され、移転に至った。

移転に伴い綾瀬市は約1億6000万円かけ、旧保健医療センターの建物の基本設備を改修。県は移転に係る費用として23年度から25年度にかけ約5億8700万円の予算を計上している。

竣工式に黒岩知事ら出席

7日の竣工式には黒岩知事、橘川佳彦綾瀬市長、古谷田力大和市長、谷口和史県議会副議長や地元選出の綱嶋洋一県議、藤代優也県議、野内光枝県議らが出席。黒岩知事は「この40年経ったと思えない建物が生まれ変わり、子どもたちと向き合い相談できる部屋もたくさんできた。すばらしい施設になるように、皆さんとともに育てていきたい」と話した。

橘川市長は「児童相談所が身近なものとなり、子どもたちや保護者にとって、より安心できる存在になると感じている。市では(仮称)総合教育支援センターの早期開設を目指して整備を進めているところであり、児童相談所との連携、地域との連携をさらに深めていきたい」と語った。

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