泳げ、みんなの鯉のぼり 5月6日まで 有志が展示イベント
「みんなをつなげる鯉のぼり、田名に残したい」――。田名幼稚園の保護者らによる有志団体「おやじの会」がGW期間中、子どもたちが作った鯉のぼりを水路に展示するプロジェクト「よみがえれこいのぼり相模川」を実施する。4月26日(土)から5月6日(火・振休)まで。会場は田名八幡宮近くの「烏山用水(新堀用水路)」(水郷田名1の1076付近)。
「前のような規模ではできなくても、子どもたちのために鯉のぼりを」。このプロジェクトは、GW中の相模原の風物詩として長年親しまれてきた「泳げ鯉のぼり相模川」が19年を最後に終了したことを受けて昨年始まった。当時の「おやじの会」会長・篠崎孝之さんらが中心となり、同園や近隣住民の協力を得て実現した。昨年は初めての開催にもかかわらず、遠方から訪れる人もいたという。
「つながる」場に
今年は賛同する田名幼稚園の園児たちが作った鯉のぼりに加え、友愛保育園(水郷田名)の園児の作品も展示される。同会の竹田望稔さんは「今年はより『つながり』を大事にしたい。見に来てくれる人にほっこりしてもらえたり、そこで交流が生まれたりしたらいいな」と話す。
鯉のぼり作りに参加した園児の保護者から「なくなってさみしいと思っていた。少しずつでも復活して、田名の文化を後世に伝えたい」という声が聞かれるなど、「風物詩」の復活を願う声は多い。篠崎さんの妻・ケイ子さんは「田名のまちぐるみでできるよう、地道に続けていきたい」と展望を話している。(問)竹田さん【携帯電話】080・4868・0908