相手がなかなか対応してくれない時は「催促ボット」になれば良い!?【眠れなくなるほど面白い 図解 語彙力の話】
【ACTION 依頼】なかなか対応してくれない相手の心が動く〝催促フレーズ〟「進捗いかがですか?」「ご連絡お待ちしています」
同じことを何度も続ける
コミュニケーションの基本は、心を込めて会話をすること。それは原則として間違ってはいません。対面であれ電話であれ、こちらが精一杯の気持ちを伝えれば、それは相手に伝わり要望どおりの行動をしてくれるでしょう。
しかし、ときには感情を殺し、心を無にして対応したほうがよい場合があります。それは、なかなかこちらの要望に耳を傾けてくれないような相手に対しての催促などです。
提出してもらわなければならない契約書をいつまでたっても出してくれない、といった場合は、「進捗いかがですか?」「状況のご連絡お待ちしています」と、機械のように催促しましょう。毎日同じ時間に電話する、同じ間隔をおいて電話するなども効果的です。
こうすることで、相手はその都度、「まだやってなかった」と思い出し、やらなくてはと焦ってきます。また、機械的な対応なので、「交渉の余地はない」とあきらめることでしょう。
この手法は、貸したものを返してくれない、言いにくいけれど立場上言わなければならない、などのときにも応用できます。もし嫌なことを言い返されたとしても、「自分は役割を果たすだけのロボットなのだ」と思っていれば、傷つくこともありません。「あまり言い過ぎると、気を悪くするのでは」などと考える必要はありません。どうにもならなくなったときは、上司やその上の責任者に報告し、対応を委ねればいいのです。
機械的な対応で心の疲弊を防ぐ
心が疲弊するやりとり
「なぜ動いてくれないのか」「こちらの誠意が足りないのか」と考えてしまう
→前向きな回答がもらえない場合、ストレスを感じる
→心が疲弊し、より交渉をしにくくなる
心を込めずに、機械的に対応する
「契約書ヲ、明日マデニテイシュツシテクダサイ」
自分をロボットだと思い、無感情に催促する定期的な間隔を空けてリマインドする嫌な対応をされても、心を無にして気にしない言いにくいコミュニケーション全般に使う→最終的に対応されなかった場合は、上司や上位者に依頼する
CHECK!
同じ言葉を繰り返し伝えれば、相手の心が動く
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 語彙力の話』著:五百田達成