ふれあい活動 見守りの目を地域に 活動員研修会
誰もが住み慣れた地域で安心して暮らすことができるように、日常生活の中で「ちょっと気になる」「ちょっと心配」という人に対して、住民が見守りや訪問を行う「ふれあい活動」。神奈川区では、約1万人の見守り対象者に対し、約1000人の活動員が各地区で見守り活動に取り組んでいる。11月21日には神奈川公会堂で、「ふれあい活動員研修会」を開催。各地区から計200人の活動員が参加した。
当日は、地域福祉保健計画と見守り活動についての講演に続いて、2地区の事例発表を行った。六角橋地区では地域カフェや昼食会、移動販売などの様々な見守り活動を実施。顔の見える関係づくりから「準ふれあい活動員」が増えていることを紹介した。続いて発表を行ったのは菅田地区。地域にある10カ所のサロンや子どもの居場所での見守り活動のポイントを説明した。発表後には、パネルディスカッションを行いそれぞれの活動についての理解を深めた。
参加者からは「高齢化が進み単身世帯が増加するなか、見守り活動の重要性を再認識した」「各地区によって特色が異なるので勉強になった」「新たな担い手発掘のヒントを感じた」といった声が上がった。