プロ野球セ・パ交流戦の通算成績、年度別優勝チームとMVP
パ・リーグが通算1306勝1174敗76分け
2024年のプロ野球セ・パ交流戦は全日程を終了し、楽天が初優勝。賞金3000万円を獲得した。
交流戦開幕前は借金8でパ・リーグ5位だった楽天は4連勝、5連勝、3連勝を記録するなど13勝5敗の快進撃。交流戦終了時点で勝率5割に戻し、パ・リーグ4位に浮上した。
巨人・原辰徳前監督がセ・リーグのDH制導入を訴え、打倒パ・リーグへの危機意識が浸透したのか、2021年から2年連続でセ・リーグが勝ち越したが、2023年はパ・リーグが54勝52敗2分けと4年ぶりに勝ち越し。2024年も53勝52敗3分けと2年連続で勝ち越し、2005年からの通算成績はパ・リーグの1306勝1174敗76分けで貯金132となった。
年度別の勝敗と優勝チーム、MVPは下の表の通り。
2024年:パ・リーグの53勝52敗3分け
13勝5敗で楽天が初優勝を飾った。MVPは全18試合に出場して16試合で安打(うち8試合で複数安打、3本塁打、13打点)を放ち、歴代最高を更新する打率.438で交流戦首位打者に輝いた水谷瞬(日本ハム)が受賞。賞金200万円を獲得した。
優秀選手賞(日本生命賞)はセが3戦3勝、防御率0.38をマークした才木浩人(阪神)、パが打率.356、4本塁打、14打点で交流戦打点王の近藤健介(ソフトバンク)が受賞。それぞれ賞金100万円を獲得した。
2023年:パ・リーグの54勝52敗2分け
11勝7敗で4チームが並び、得失点率差(TQB)で上回ったDeNAが初優勝を飾った。MVPは全18試合に4番打者として先発出場し、8本塁打、19打点で2冠に輝いた岡本和真(巨人)が受賞。優秀選手賞(日本生命賞)はセが牧秀悟(DeNA)、パが近藤健介(ソフトバンク)だった。
2022年:セ・リーグの55勝53敗
14勝4敗のヤクルトが2018年以来2度目の優勝を飾った。MVPは交流戦開幕日にサヨナラ本塁打、優勝を決めた最終戦前日に逆転満塁本塁打を放つなど18試合で打率.351、6本塁打、13打点をマークした村上宗隆(ヤクルト)が受賞。優秀選手賞(日本生命賞)はセが大山悠輔(阪神)、パが杉本裕太郎(オリックス)だった。
2021年:セ・リーグの49勝48敗11分け
12勝5敗1分けのオリックスが2010年以来2回目の優勝を飾った。MVPは期間中3試合に登板して3勝0敗 防御率1.23、22イニングで33奪三振数をマークした山本由伸(オリックス)が受賞。優秀選手賞(日本生命賞)はセがダヤン・ビシエド(中日)、パが伊藤大海(日本ハム)だった。
2019年:パ・リーグの58勝46敗4分け
11勝5敗2分けのソフトバンクが8回目の優勝を飾った。MVPは期間中の打率.348、7本塁打をマークした松田宣浩(ソフトバンク)が受賞。優秀選手賞(日本生命賞)はセが柳裕也(中日)、パが鈴木大地(ロッテ)だった。
2018年:パ・リーグの59勝48敗1分け
ヤクルトが12勝6勝で初優勝を飾った。MVPは期間中の打率.397、3本塁打をマークした吉田正尚(オリックス)が受賞。優秀選手賞はセが石山泰稚(ヤクルト)、パが石川歩(ロッテ)だった。
2017年:パ・リーグの56勝51敗1分け
ソフトバンクが12勝6勝で7回目の優勝を飾った。MVPは期間中の打率.338、7本塁打をマークした柳田悠岐(ソフトバンク)が受賞。優秀選手賞はセが丸佳浩(広島)、パが松本剛(日本ハム)だった。
2016年:パ・リーグの60勝47敗1分け
ソフトバンクが13勝4敗1分けで6回目の優勝を飾った。MVPは期間中の打率.415、5本塁打をマークした城所龍磨(ソフトバンク)が受賞。優秀選手賞はセが鈴木誠也(広島)、パが大谷翔平(日本ハム)だった。
2015年:パ・リーグの61勝44敗3分け
12勝6敗でソフトバンクが5回目の優勝を飾った。MVPは期間中の打率.429、5本塁打をマークした柳田悠岐(ソフトバンク)が受賞。優秀選手賞はセが畠山和洋(ヤクルト)、パが菊池雄星(西武)だった。
2014年:パ・リーグの71勝70敗3分け
巨人が16勝8敗で2回目の優勝を飾った。MVPは期間中の打率.356、3本塁打をマークした亀井善行(巨人)が受賞。優秀選手賞はセが山田哲人(ヤクルト)、パが則本昂大(楽天)だった。
2013年:パ・リーグの80勝60敗4分け
ソフトバンクが15勝8敗1分けで4回目の優勝を飾った。MVPは期間中の打率.418、18打点をマークした長谷川勇也(ソフトバンク)が受賞。優秀選手賞はセが能見篤史(阪神)、パが田中将大(楽天)だった。
2012年:パ・リーグの67勝66敗11分け
巨人が17勝7敗で初優勝を飾った。MVPは期間中に4勝、防御率1.29をマークした内海哲也(巨人)が受賞。優秀選手賞はセが杉内俊哉(巨人)、パが吉川光夫(日本ハム)だった。
2011年:パ・リーグの78勝57敗9分け
ソフトバンクが18勝4敗2分けで3回目の優勝を飾った。MVPは期間中の打率.326、4本塁打をマークした内川聖一(ソフトバンク)が受賞。優秀選手賞はセが内海哲也(巨人)、パが坂口智隆(オリックス)だった。
2010年:パ・リーグの81勝59敗4分け
オリックスが16勝8敗で初優勝を飾った。MVPは期間中の得点圏打率.588、24打点をマークしたT-岡田(オリックス)が受賞。優秀選手賞はセが阿部慎之助(巨人)、パが和田毅(ソフトバンク)だった。
2009年:セ・リーグの70勝67敗7分け
セ・リーグが初めて勝ち越した2009年。優勝は18勝5敗1分けのソフトバンク(2回目)だった。MVPは期間中に3勝、防御率1.23をマークした杉内俊哉(ソフトバンク)が受賞。優秀選手賞はセがトニ・ブランコ(中日)、パがダルビッシュ有(日本ハム)だった。
2008年:パ・リーグの73勝71敗
ソフトバンクが15勝9敗で初優勝を飾った。MVPは川﨑宗則(ソフトバンク)が受賞。優秀選手賞はセが金本知憲(阪神)、パが岩隈久志(楽天)だった。
2007年:パ・リーグの74勝66敗4分け
日本ハムが18勝5敗1分けで初優勝を飾った。MVPはライアン・グリン(日本ハム)が受賞。優秀選手賞はセが高橋尚成(巨人)、パがサブロー(ロッテ)だった。
2006年:パ・リーグの108勝107敗1分け
この年まで各球団36試合が組まれており、ロッテが23勝13敗で連覇した。MVPは小林雅英(ロッテ)が受賞。優秀選手賞はセが佐藤充(中日)、パが松中信彦(ソフトバンク)だった。
2005年:パ・リーグの105勝104敗7分け
プロ野球再編騒動の起こった翌2005年、初めての交流戦が開催され、ロッテが24勝11敗1分けで初代王者に輝いた。MVPは小林宏之(ロッテ)が受賞。優秀選手賞はセが金本知憲(阪神)、パが中村剛也(西武)だった。
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記事:SPAIA編集部