早くも“短命”と言われる石破政権
自民党の新総裁に就任するとすぐに解散の方針を打ち出し、早くも自説を曲げ“短命政権”に終わるのではとの噂が飛ぶ石破茂氏。10月1日「長野智子アップデート(文化放送)」では、日刊ゲンダイ第一編集局長の小塚かおるになぜ早くも“短命政権”に終わると言われているのかを聞いた。
小塚「自分がやりたいことがあるかもしれないけれど、世論としては物価高とか被災地対策とか防災とか身近なものからやってほしいと思ってるじゃないですか。石破さんがこのまま外交安保みたいな形で突き進んだら第一次安倍内閣のように“短命”になってしまうんじゃないかな」
長野「日米地位協定もそうだし、安全保障もそうだけど、アメリカと一緒に話していかなきゃいけない項目がいっぱいあって時間がかかる。その前に地盤を固めるっていう意味でも地方創生とか物価高であるとか、裏金問題とか、そこで国民に対して、これまでの自民党じゃなくて僕はこういう風にやりますって、やってくれたんだったらその先の議論にもいけると思うんです」
小塚「世論の支持があってこその石破さんなわけですよね。党内基盤が弱いからこそ本来は世論を味方につけて党内基盤の弱さを跳ね返してほしい。党内の長老に言われるがままに解散を決めちゃって、裏金議員もこのまま不問にしようみたいな流れになったら党内を盤石にしようとしているつもりが、逆に世論が離れてしまい反石破の人たちからすると“石破おろし”がやりやすくなっちゃう。そうすると結局“短命”に終わってしまう」