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日々の通勤や休日の外出時にも使いやすい、普段履きできるランニングシューズを紹介。優れたクッション性をもつランニングシューズは、一般的なスニーカーや革靴よりも足への負担が少なく、日々の移動時にも履きやすい。デザイン性に優れたお洒落なランニングシューズなら、普段履きの靴として違和感なくコーデに合わせられる。健康維持や新たな趣味としてランニングを始めようとしている人へ、おすすめの一足と選び方のポイントを解説する。

ランニングシューズを普段履きする4つのメリット

ランニングシューズを普段履きすることは、走りやすさ以外にも複数のメリットがある。走りに特化してつくられたランニングシューズは、走行時の足への負担を抑えつつ、快適に一歩を踏み出せるよう設計されており、仕事終わりや休日のランニングタイムだけでなく、長時間歩いても疲れにくい。せっかく購入したランニングシューズを普段から愛用し、日常のさまざまな場面で履きこなしたいところだ。

メリット1：優れたクッション性

走りやすさを追及したランニングシューズには、衝撃吸収性のあるミッドソールが採用されており、優れたクッション性を発揮する。ミッドソールとは、アウトソールとインソール（中敷き）の間に挟まれた部分のことで、走る際の衝撃を吸収して足への負担を軽減可能だ。

【ミッドソール】
走行時の足への衝撃を吸収するためクッション性に優れており、反発性の強い素材が用いられている。ミッドソールの素材には、軽さに優れたEVA樹脂やクッション性に優れたポリウレタン樹脂などが使われている。

【アウトソール】
走る際に地面と接する靴底の部分で、ミッドソールを保護して摩耗を防ぐ役割をもつ。接地面にはラバー加工が施されており、地形に左右されずグリップ力を高められる。

【インソール】
シューズを履いた時に足の触れる中敷きの部分。足にフィットする形状やクッション性の高い素材が用いられる。

ミッドソールに厚みがあるほどクッション性が高く、走る際の衝撃を緩和できる。ランニングシューズ初心者には、クッション性の高いソールを採用したモデルがおすすめだ。アウトソール部分にも厚みがあると、よりクッション性を高められる。

メリット2：圧倒的な軽さ

走りをサポートするためにつくられたランニングシューズは、軽量な設計で履きやすい点がメリットだ。靴が軽いと疲れにくくなり、足取りも軽くなる。職場ではランニングシューズを履けないという人は、仕事中は鞄やロッカーの中に収納しておけるため、通勤時のみ履くのも良いだろう。仕事終わりにランニングしながら帰宅するのも、習慣づけするのにピッタリだ。

メリット3：通気性が良く蒸れにくい

ランニングシューズはアッパー部分にメッシュ素材が使われている物が多く、優れた通気性を発揮する。空気を通すため靴の中が蒸れにくくなり、快適な状態をキープしやすい点がメリットだ。夏場になると足の蒸れや臭いが気になる人にもおすすめ。

メリット4：多彩なデザイン性

ランニングシューズは多彩なモデルが発売されており、スタイリッシュなデザインやカラーの物をお洒落に履きこなせる点がメリットだ。通勤に使いたい場合は、落ち着いた色味とデザインのランニングシューズを選ぶことで、オフィスカジュアルにも合わせやすくなる。

普段履きできるランニングシューズのおすすめ24選

普段履きにおすすめのランニングシューズを24種類紹介。クッション性に優れ、お洒落なデザインのモデルから愛用の一足を見つけてほしい。

1. ナイキ ランニングシューズ メンズ ズームペガサス 40 WD DV7480-001 NIKE run

「ナイキ（NIKE）」の「ペガサス40」は、絶妙なフィット感と快適な履き心地を得られるランニングシューズだ。40周年を経てつくられた40作目のペガサスは、従来の履き心地はそのままに、足の繊細な部分の心地良さが高められており、通気性も向上している。ナイキ独自の「FlyEaseエントリーシステム」により、素早く脱ぎ履きできる点も嬉しい。

2. 【NEW BALANCE】 ニューバランス M1440LT1（2E） M1440 M1440LT1

快適なクッション性をもち、1日中（1,440分）いつでも履いていたくなる「FRESH FOAM X」を搭載したモデル。新作の「1440」は、FRESH FOAM Xを使った厚めのミッドソールを搭載し、くるぶしのTPUパーツが安定感を高めている。アウトソールにはラバーを3/4レングスで採用し、耐久性とグリップ性だけでなく、軽量性と屈曲性をハイレベルで実現した。履き口にストレッチ素材が採用され脱ぎ履きしやすい。

3. オン on On スニーカー クラウド6 cloud6 メンズ

「オン（On）」のアイコンモデルをアップグレードした「cloud6」。特許技術である超軽量フォーム製の「CloudTec」による優れた履き心地により、一日中アクティブに動ける。着地時に生まれるエネルギーを利用して推進力を生み出す「Speedboard」により、ソフトな蹴り出しを実現した。インソールは改良され脱ぎ履きしやすくなっている。

4. アディダス adidas ウルトラブースト ライト 2.0 GORE-TEX JI1384

「アディダス（adidas）」の「ウルトラブースト 1.0」は、ウォーキングやランニングを快適にするためにデザインされた一足だ。「adidas PRIMEKNIT」アッパーが足を優しく包み込み、「BOOST」ミッドソールは最初の一歩から走り終えるまでのクッション性を保てる。ストレッチウェブアウトソールが足の自然な動きに合わせて屈曲し、「Continental」ラバーが優れたトラクションを発揮する。普段使いしやすいデザインとカラーも魅力だ。

5. アシックス メンズランニングシューズ GEL-CUMULUS 27 BLACK/CONCRETE

柔らかな履き心地が特徴の、「アシックス（ASICS）」の「GEL-CUMULUS 27」。さまざまな距離やランニングワークアウトに対応可能な多用途モデルで、普段使いもしやすい。ミッドソールには「FF BLAST PLUS」と「PureGEL」テクノロジーがバランス良く配置され、柔らかな接地感とエネルギッシュな蹴り出しを実現している。フルイドライドアウターソールは、EVAとラバーを混合したラバーフォームによるもので、スムーズな足運びをサポートしてくれる。

6. ミズノ公式 ミズノエスペランザー2 ランニング ユニセックス ブラック×シルバー

「ミズノ（MIZUNO）」のランニングシューズ「ミズノエスペランザー2」。新素材の「SOFTIERFOAM＋」を搭載しており、従来のモデルからアウトソールの耐久性とクッション性が向上している。軽い履き心地はランニングから普段履きまで幅広く活躍する。シンプルなカラーはカジュアルなコーデにも合わせやすい。

7.ホカ（HOKA）（メンズ）ランニングシューズBondi 9 1162011-BBLC

「ホカ（HOKA）」のラインナップのなかでも人気の高い、「ボンダイ」シリーズから「ボンダイ9」が登場。柔らかく弾むような走りを実現するため、スタックハイトを増やして新しいプレミアムフォームミッドソールが追加されている。ほかにも、3D成型のカラーとゾーンごとの通気性を備えた形状保持ニットアッパーを採用しており、摩耗の激しいゾーンを守るため、「Durabrasion Rubber」で仕上げている点がポイントだ。

8. ブルックス ゴースト MAX2 BRM4313

「ブルックス（BROOKS）」の「ゴーストMAX2」は、第2世代へとクッションが進化したモデルだ。窒素を注入して臨界発泡させて成型した「DNA LOFT v3」フォームをミッドソールの厚底に搭載し、ソフトで反応性の高い履き心地を提供する。足裏の圧力と地面からの衝撃を軽減可能だ。ミッドソールの独自のカーブ構造の「GrideRoll Rocker」により、接地から蹴り出しまでのスムーズな移行をアシストする。

9. NIKE（ナイキ） ナイキ エア ズーム ペガサス 41

ナイキの「ペガサス41」は高反発のクッショニングを備えており、日々のロードランニングでエネルギッシュな履き心地を提供する。「Air Zoom」ユニットを２つ、「ReactX」フォームミッドソールを搭載し、従来のモデルよりも軽くなった。アッパーのエンジニアードメッシュも改良され、軽量化と通気性が向上している。

10. アシックス（ASICS）（メンズ）ランニングシューズ ゲル キュムラス26

クッション性を高めスムーズな走りを実現した、アシックスの「EL-CUMULUS 26」。ミッドソールにはFF BLAST PLUSクッショニングとPureGELテクノロジーが採用され、柔らかく快適な履き心地をサポートする。アウターソールにはEVAとラバーを混合した素材を採用し、EVAよりも耐久性とグリップ性に優れている。ラバーで覆わないフォーム材により、ソフトでスムーズな接地感を得られる。

11. アディダス ランニングシューズ アディゼロ ボストン 12 M JI4476 adidas ADIZERO BOSTON 12 M

ランニングシューズの「Adizero」は、スピードの追求と疲労の軽減を両立できる「Lightstrike」ミッドソールを搭載している。Continentalラバーアウトソールは、乾いたりぬれたりした状態に関わらず、優れたトラクションを発揮する。「ENERGYRODS 2.0」が生み出す推進力により、走行中のエネルギーロスを軽減可能だ。軽量なメッシュアッパーは通気性にも優れている。

12. アシックス メンズランニングシューズ NOVABLAST 5 　7カラー

「NOVABLAST 5」は、ソフトな履き心地と跳ねるようなミッドソールのクッション性が魅力で、軽快な走りを実現できる一足だ。メッシュアッパーは通気性に優れており、軽いため足への負担も少ない。アウトソールには、軽量で耐摩耗性に優れた「AHAR LO」が採用されており、優れたグリップ力が継続する。普段履きしながら気分転換に走りたい人におすすめだ。

13. ミズノ公式 ウエーブライダー28 ランニング メンズ ライトグレー×ブルー×レッド

「WAVE RIDER 28」は、新素材｢MIZUNO ENERZY NXT」をミッドソールに搭載し、よりスムーズで心地良い走りを提供してくれるランニングシューズだ。アッパーには通気性に優れたエアメッシュが採用され、再帰反射プリントはライトを反射してナイトランをサポートする。クッション性と安定感を両立しており、ランニング初心者からスピードランナーのジョグ用まで対応する。

14. ホカ（HOKA）（メンズ）ランニングシューズ ジョギングシューズ クリフトン 10

HOKAのクリフトンシリーズの次世代モデルである「CLIFTON 10」は、かかとからつま先までのドロップを3mm高くし、従来にはない履き心地を実現した。履きやすい超軽量クッショニングは、フィット感が微調整されている。通気性の高いジャカードアッパーにより着用中も蒸れにくい。タンの動きを抑えるダブルレースロックも備えている。

15. ブルックス ランニングシューズ BROOKS ランニングシューズ BROOKS ブルックス GHOST MAX SE GマックスSM-4443 BRM4443

快適な走りを追求したランニングシューズの「GHOST MAX SE」。窒素を注入した「DNA LOFTv3」ミッドソールフォームを厚底に搭載し、ソフトな履きやすさと安定感を両立している。メッシュアッパーは通気性に優れ、あしらわれたスエードのディテールがアクセントに。「Glide Roll Rocker」構造により、かかとからつま先へのスムーズな移動をサポートする。

16. ナイキ クエスト 5 メンズ ロード ランニングシューズ

軽くて滑らかな履き心地を得られる、ニュートラルなシューズ。フォームによるクッショニングを強化しており、かかとからつま先へとスムーズに体重移動ができる。アッパー全体にはメッシュ素材を採用し、通気性が良く熱がこもるのを防ぐ。足中央部のフィットバンドはシューレースと連携し、ひもをきつく締めることで足をしっかりと固定可能だ。柔らかなパッドと履き口のクッション性により、足首を快適な状態に保つ。

17. ニューバランス スニーカー メンズ NITREL new balance ナイトレイル ランニング ウォーキング ダイナソフト DynaSoft Nitrel v6 MTNTR

トレイルランニングから普段履きまで対応する、「NITREL」がV6にアップデートされた。「AT TREAD」アウトソールは、屈曲性がありながらもラギットな形状により、地面をしっかりと踏みしめられる。「DYNASOFT」ミッドソールはクッション性に優れ、はずむようなライド感を得られる。「TOE PROTECT」は、3層構造によりつま先を保護してストレスフリーな履き心地に。

18. アディダス（adidas）（メンズ）ランニングシューズ ジョギングシューズ スーパーノヴァ ライズ 2 ランニング JS0493

特に屈曲性とフィット感に優れており、快適な履き心地を得られる一足。ミッドソールには、クッション性に優れた新素材の「Dreamstrike+」が採用され、快適な走りを追求できる。かかとが地面に着いてからつま先が離れるまでの動きをガイドするサポートロッド、透湿性に優れたサンドイッチ構造のメッシュアッパーを組み合わせた設計が特徴だ。

19. アシックス asics ランニングシューズ メンズ LYTERACER 6 1011B970-400

さまざまなシーンに対応したマルチトレーニングシューズ。「METASPEED＋」シリーズと同じラスト（靴型）が使われており、指先回りのきつさを感じにくい。新しいアウトソールは前足部がえぐるようにくり抜かれており、屈曲するため自分の足で路面をとらえながら走行可能だ。薄いミッドソールは操作性に優れ、中足部にはねじれを抑制する設計が施され、タフなトレーニングをサポートする。

20. ミズノ ウエーブライダーGTX 2 ランニング/ゴアテックス/防水 ユニセックス ブラック×ゴールド

高い防水性をもちながら、通気性・防風性を兼ね備えた素材、「GORE-TEX」を搭載したモデル。トレイルにも対応し、天気を気にせず履ける。ミッドソールのボトム部には、新素材の「MIZUNO ENERZY NXT」を搭載しており、反発性とクッション性が向上している。中足部のアウトソールを拡張し、接地してからつま先で蹴り出すまでのスムーズな体重移動をサポートする。

21. PUMA SOFTRIDE FLEX LACE EASE IN ALT WD 311996-01 PUMA Black-PUMA White

立ったままスムーズに履けるソフトライドシリーズの新モデルの「イーズイン（EASEIN）」。シュータンが一体型になったスリッポン構造の履き口を備え、かかと部分が柔らかいため手を使わずに足を入れられる。「SOFTRIDE」ミッドソールはクッション性に優れており、軽さや通気性の良さと合わせて快適な履き心地が続く。通常よりもワイドに設計されており、横幅を気にせず履ける点もポイントだ。

22. コール ハーン COLE HAAN C27959 C28443 C27960 C27961 OG GRD STCHLT WNG OX

1928年に立ち上げられた、高級シューズや鞄などを展開するブランド「コール ハーン (Cole Haan)」の一足。アッパーには、軽くて通気性のあるスティッチライトを採用したオックスフォードが使われている。ソール部分は独自のクッション性をもち、ランニングシューズに匹敵する履き心地が特徴だ。落ち着いた4色展開で、上品なデザインのため通勤時にも履きやすい。

23. ランニングシューズ メンズ カジュアルシューズ

軽さと耐久性、弾力性の高さを備えたモデル。ランニングシューズ初心者も購入しやすい価格帯が魅力だ。ディテールを生かしたラインがお洒落で、スタイリッシュなイメージのなかに大人の雰囲気も併せもつ。ネイビーやグリーン、レッドなど多彩な9色展開で、足元でしっかりと主張する。

24. 靴 メンズ スニーカー おしゃれ 軽量 軽い ローカット ランニングスニーカー

カジュアルなデザインが魅力のランニングシューズ。コストパフォーマンスに優れており、ランニングシューズに挑戦したい人にもおすすめだ。ブラック、グレー、ネイビーの3色展開で、あらゆるコーデに合わせやすい点もポイント。サイズ展開が幅広く、好みの色、サイズの一足を見つけやすい。

普段履きできるランニングシューズの選び方の3ポイント

通勤や休日に街へ出かける際に違和感なく履ける、ランニングシューズの選び方のポイントを紹介する。基本的に「デザイン」「普段履きに適した機能」「サイズとフィット感」の3ポイントを意識したい。

ポイント１：デザインの良さ

普段履き用のランニングシューズのデザインは、普段のコーディネートにマッチする物を選びたい。通勤で使う場合は、あまり派手な配色やスタイリッシュすぎるデザインの物は避けたほうが無難だ。

・ホワイト
・ベージュ
・ブラック

上記のような単色をベースに、差し色も1～2色に抑えたほうが落ち着いた雰囲気になる。カジュアルなスタイルやオフィスカジュアルなスタイルにマッチするはずだ。

自由な服装で通勤できる人や休日に絞って使いたい人は、あえてスタイリッシュなデザインを選ぶのも◎。お洒落なデザインのランニングシューズを履きこなしてテンションを高めていこう。

ポイント2：普段履きに適した機能

ランニングシューズの機能性は走りやすさだけでなく、普段履きのしやすさにも直結する。
クッション性、軽さ、通気性、耐久性を意識しよう。

■クッション性
ランニングシューズ選びではクッション性の高さを意識したい。着地の瞬間の衝撃は足への負担になるため、普段は知り慣れていない人にはクッション性が高く衝撃を抑えられるタイプがおすすめだ。

衝撃を吸収する構造のランニングシューズなら、着地の際の負担を抑えつつ次の一歩を踏み出しやすくなる。くるぶし部分にクッションを備えたモデルならより安定感が増す。厚底タイプのランニングジュースは、アウトソールの厚みによりクッション性を高められる。

■軽さ
軽いつくりのランニングシューズは長時間履いていても疲れにくく、使わない時も鞄に入れて持ち運びやすいメリットがある。しかし、軽すぎるランニングシューズはミッドソールの厚みが薄いため、クッション性が低くなるデメリットも。初心者の場合はクッション性を重視して、ソールの厚みがある程度あるモデルを選ぶことが重要だ。重さの目安として、片足で250g前後のモデルを選ぶと良いだろう。

■通気性
ランニングシューズの通気性の良さはアッパー部分の素材や構造が大きく関係する。メッシュ素材を採用したアッパーは通気性に優れており、内部の蒸れを防いで快適な履き心地が続く。

■耐久性
競技用のランニングシューズは走ることに特化した設計のため、普段使いでは長期間使えない場合がある。走る場合と異なり歩く際にはかかとを地面につけるため、アウトソールが薄いモデルだとすぐにすり減ってしまうからだ。アウトソールの意匠がすり減ったり削れてミッドソールが露出したりすると、きちんと着地ができず足への負担が増してしまう。

耐久性や耐摩耗性に優れたランニングシューズを選んだり、ほかの靴とローテーションしながら負担を減らしたりする工夫が必要だ。

ポイント3：サイズとフィット感

人によって足の大きさや形状が異なるため、自分の足の特徴に合ったサイズ、フィット感のランニングシューズを選ぼう。普段履きの場合、長距離を移動しても疲れにくいよう、柔らかくクッション性の高い履き心地のランニングシューズがおすすめ。きつすぎず緩すぎない、ジャストフィットするサイズ感を選ぼう。

【かかと】
ランニングシューズに足を入れた際にはかかとのフィット感から確認しよう。自分のかかとと靴のかかとの位置を合わせることで、ランニングシューズの設計に合わせた位置に足を合わせられるためだ。かかと部分はワンサイズ小さく、きちんとフィットする物を選ぼう。かかとが浮くと靴が脱げる原因になり、トラブルの原因になってしまう。

【つま先】
ランニングシューズを履いた状態で立ち、足の指が自在に動かせる程度のフィット感がおすすめ。つま先と足の指の間に約1cmの余裕ができるのを目安にしたい。

【甲】
アッパーと甲の部分はちょうど良いフィット感の物を選ぼう。隙間があるとマメができる原因になり、窮屈過ぎても血液の循環を妨げてしまう。

【アーチ部】
アーチとは土踏まずの部分に合わせた靴の内側部分のこと。足の土踏まずの部分とアーチクッションがずれていると摩耗による疲労の原因になるため、フィット感が重要になる。土踏まずのない偏平足の人はアーチクッションの位置に気をつけつつ、別途インソールで調整しよう。

細かなフィット感は実際に履いてみないと分からないため、購入前に実店舗で両足とも試着すると良いだろう。人の足は体重がかかってアーチ部がたるんだり、血液が足へと降りてきてうっ血したりするため、時間帯によって足の大きさが変わると言われている。そのため、試着する時間帯を午後にすることで、大きくなった状態の足で靴のフィット感を確認可能だ。

普段履きに向かないランニングシューズの特徴

普段履きすることで多くのメリットを得られるランニングシューズだが、日常的に使うのには向かないモデルもある。下記の特徴をもつランニングシューズは普段履きには向かないため、事前にチェックしておこう。

1：特殊なアウトソールの形状

アウトソールが厚い、特殊な形状をしたモデルの場合は歩きづらいと感じることも。本格的なランニング用のモデルは、脚の前部分で着地してから蹴り出す動きを重視したつくりのため、かかとを着けて歩くことが難しい。

2：ソールが摩耗しやすい

ランニングシューズの耐久性は、走行距離や走る頻度を目安に設計されており、普段使いではアッパーやソールの消耗が進みやすくなる可能性がある。走る際と歩く際ではソールに異なる摩耗パターンが生じ、都市のアスファルトの上ではソールが摩耗しやすく、結果としてランニングシューズの寿命を削ってしまう。

3：雨の日や寒い時期に履きづらい

軽くて通気性に優れたモデルが多い反面、急な雨で水がしみ込んでしまう場合も。気になる人は防水仕様の物や撥水加工が施されたモデルを選びたい。

普段履きできるランニングシューズの人気ブランドをチェック

ランニングシューズは多くのメーカーから発売されているが、なでも人気の高いブランドを紹介。「ナイキ（NIKE）」「ニューバランス（New Balance）」「アディダス（adidas）」「ホカ（HOKA）」「オン（On）」といった海外ブランド、「アシックス（ASICS）」「ミズノ（MIZUNO）」などの国内ブランドから展開されているランニングシューズは、品質とデザイン性に優れており人気が高い。

〇　ナイキ（NIKE）

アメリカのスポーツ用品ブランドであるナイキ（NIKE）。世界各地に拠点を設け、イノベーションの文化を誇り、チーム第一主義の精神を掲げている。「スポーツの力で世界を前進させること」を目的に、アスリートのニーズに合った製品を開発している。ランニングシューズづくりの歴史は古く、1972 年に「Moon Shoe」を発表以降、「Air Max」などの人気モデルを展開中だ。

〇　ニューバランス（New Balance）

アメリカのボストンにて、矯正靴のメーカーとして創業したニューバランス（New Balance）。足の解剖学的な知識、整形外科や運動生理学への理解が深く、カスタムメイドのランニングシューズの製造を行っていた。ランニングチーム向けのランニングシューズの制作を経て、1960年代には一般向けのランニングシューズの提供を始めた。ファッション性に優れた普段履きしやすいアイテムが多く、初心者から上級者まで快適に履きこなせる。

〇　アディダス（adidas）

ドイツ発祥のスポーツブランドのアディダス（adidas）は、シューズやスポーツ用品、ファッションアイテムまで幅広く手がけている。体育館専用のシューズの開発から始まり、スポーツ専用の靴を展開していった。1952年開催のヘルシンキオリンピックにて、西ドイツの代表選手全員がアディダスのシューズを履いたことで注目され、多くの支持を集めるようになった。アディダスのランニングシューズはベテランからアマチュアまで、幅広いスタイルのランナーの走りをサポートするようにつくられている。

〇　ホカ（HOKA）

フランス生まれのパフォーマンスフットウェア、アパレルブランドのホカ（HOKA）。山で生まれたホカのフットウェアは、優れたクッション性とサポート力が融合し、スムーズな走りを実現する。クッション性にこだわった「ボンダイ」やアイコン的モデルの「クリフトン」など、履き心地の良さと普段使いしやすいデザイン性を兼ね備えたランニングシューズを展開中だ。

〇　オン（On）

スイスで創業したブランドOn （オン）。「スイスの最先端のテクノロジー技術を採用した商品を開発する」をミッションに、革新的な製品を開発し続けている。環境への負荷を最小限に抑えながらハイパフォーマンスな製品づくりを行い、サステナブルな未来へと取り組んでいる。直線型の消費から循環型へと移行できるよう、使い終わったシューズやTシャツを回収してリサイクルする「Cyclon」を実施中だ。

〇　アシックス（ASICS）

日本の大阪で誕生したアシックス（ASICS）は、帝政ローマ時代の風刺作家、ユベナリスの言葉が社名の由来になっている。戦後間もない時期からスポーツによる健全な青少年の育成を目的に、スポーツシューズの製作をスタートした。953年には、座敷足袋をベースに底にラバーを貼りつけ、耐久性のある素材とつりバンド構造を採用した「マラソンタビ」を発売し、マラソンや競技用シューズを幅広く展開。現代でも創業以来培ってきた技術を元に、使用者一人ひとりに向き合った製品開発を続けている。

〇　ミズノ（MIZUNO）

大阪での創業以来、運動用ウェアの開発を経て日本を代表する総合スポーツ用品メーカーになったミズノ（MIZUNO）。創業者の一人である水野利八氏の言葉、「ええもんつくんなはれや」の精神を軸に、数々の“ええもん”を創造し続けている。ランニングシューズはランナーのニーズごとに多彩なモデルを展開し、履き心地の良い高性能なアイテムが揃っている。

お気に入りのランニングシューズで普段履きを楽しもう

走りをサポートするのに特化した性能をもつランニングシューズは、履き心地の良さから普段使いでも活躍する。優れたフィット感とクッション性により、外に出かけることが楽しみになるはずだ。落ち着いたデザインの物なら通勤にも使え、仕事用のコーデにも合わせやすい。初めての一足を見つける際には、事前に試着してフィット感を確認すると失敗が少なくなる。ランニングの習慣づけのためにも、好みの一足を見つけてほしい。