【韓国ドラマ】逆境を越えて輝く主人公たちに心動かされる!多彩な韓ドラおすすめ5選
ストーリーを動かす登場人物たち【最新の韓国ドラマ】おすすめ5選
どの時代、どのジャンルのドラマでも、そのストーリーの面白さを決める大きな要因のひとつは、登場人物の魅力やパワーです。
(フォトギャラリー)輝く主人公に惹きつけられる!【最新の韓ドラ】おすすめ5選
今回は、特に主人公に強く引き込まれる最新の韓国ドラマをご紹介します。
1:天才少女の成長物語『ジョンニョン:スター誕生』
1956年、韓国の港町・木浦(モッポ)で暮らすジョンニョンは、アサリを掘り、魚を売る平凡な生活を送っていました。ある日、歌、ダンス、演技を披露する総合芸術で絶大な人気を誇る女性国劇団「メラン国劇団」がツアーで来訪します。
歌うことが大好きで、いつものように美しい歌声で客を呼び込んでいたジョンニョンに目を留めた、劇団スターで男役を演じるムン・オッキョン(チョン・ウンチェ)は、彼女を舞台鑑賞に誘います。初めて公演を見たジョンニョンは、その華やかな世界の虜になり、想像を超えた魅力に引き込まれていきます。
ジョンニョンは研修生として劇団に入団し、オッキョンに気に入られたことで他の劇団員や研修生から嫉妬と羨望の的に。後にライバルとなるエリート研修生で冷たい態度のルームメイト、ヨンソ(シン・イェウン)や、カリスマ演出家ソボク(ラ・ミラン)らと出会い、知らなかった演技の才能に気づくことで、さらなる高みを目指すようになり……。
日本でも話題を呼んだ『二十五、二十一』(2022)、『悪鬼』(2023)のキム・テリが主演する『ジョンニョン:スター誕生』(2024)は、ひとりの女性がスターダムを駆け上がっていくサクセスストーリーです。
男女差別の激しかった時代に、お金も学歴も無いながら、才能と野心だけで成功を掴むジョンニョン。
夢と苦悩を抱える仲間とともに、天才少女がどのようにスターになっていくのか、その成長物語を見せてくれます!
彼女が天性の美声と表現力を武器に荒波を乗り越えていく姿に、勇気をもらえそう。
2:青春ストーリー『組み立て式家族~僕らの恋の在処~』
『組み立て式家族~僕らの恋の在処~』 U-NEXTにて独占配信中 © SLL Joongang Co.Ltd all rights reserved.
父親のユン・ジョンジェ(チェ・ウォニョン)と娘のジュウォン(チョン・チェヨン)は、ふたりで温かい日々を過ごしていました。ある日、近所に警察官の家族が引っ越してくると、夜になるとその家から言い争う声が聞こえてくることがあり、近所では大騒ぎに。
その家の息子、キム・サナ(ファン・イニョプ)は、いつもひとりぼっちで暗い顔をしていました。そんなサナを気にかけるジョンジェとジュウォン親子。また、ある事情でひとりぼっちになっていた少年、カン・ヘジュン(ペ・ヒョンソン)にもジョンジェたちは目をかけます。
それぞれワケありの3人の子どもたちは、血のつながりはないものの、家族のように仲むつまじくひとつ屋根の下で暮らすようになります。まるで兄弟のように10代をともに過ごした彼らでしたが、次第に変化が訪れます。
時は流れ、医者となったサナ。家族同然の存在であるヘジュンとジュウォンの前に、10年ぶりに姿を現します。しかし、なぜ10年間も彼らは会わなかったのでしょうか……。
2023年度のNHK Eテレ『ハングルッ!ナビ』にも出演していたファン・イニョプ、『ゴールデンスプーン』(2022)のチョン・チェヨン、『Dear.M』(2020年)のペ・ヒョンソンが擬似兄弟役を演じます。
時にコミカル、時にほっこり。ベテラン俳優チェ・ウォニョンの温かい父親役に癒やされます!
3:再生ロマンス『私のヘリへ ~惹かれゆく愛の扉~』
経歴14年目のテレビ局アナウンサー、チュ・ウノ(シン・ヘソン)は、新番組のオファーを受けるも固辞します。そんなウノと、8年にわたる長期恋愛の末に別れた同僚アナウンサー、チョン・ヒョノ(イ・ジヌク)は、彼女に嫌気が差し、代わりにその新番組を引き受けます。
実は、ウノはヒョノとの別れに大きなショックを受け、解離性同一性障害を発症していました。彼女に現れた新たな人格は、明るく前向きなチョ・ヘリ。ヘリはウノが所属するテレビ局の駐車場管理スタッフとして働くことになりますが……。
新しい人格を持つアナウンサーと、トラウマを抱える元恋人が織りなす再生ロマンスドラマ『私のヘリへ ~惹かれゆく愛の扉~』(2024)。『哲仁王后~俺がクイーン!?~』(2020)などで幅広く活躍しているシン・ヘソンが、奮闘する無名アナウンサーのウノと、超ポジティブなヘリの一人二役に挑戦します。
そして『ボイス』シリーズや『Sweet Home -俺と世界の絶望-』シリーズなどで知られるイ・ジヌクが、元恋人のヒョノとしてウノ/ヘリと向き合っていく様子に注目です。
4:女性たちの奮闘コメディ『貞淑なお仕事』
Netflixシリーズ『貞淑なお仕事』独占配信中
1992年、韓国の保守的な田舎町で、初恋の相手と結婚した貞淑な妻ハン・ジョンスク(キム・ソヨン)。彼女は平穏な日々を送っていましたが、生活は苦しく、息子に新しいカバンを買うことすらできない状況でした。そこで、自立してお金を稼ぐために、輸入アダルトグッズの訪問販売業をすることを決意します。
ジョンスクは、オ・グムヒ(キム・ソンリョン)、ソ・ヨンボク(キム・ソニョン)、イ・ジュリ(イ・セヒ)ら3人の主婦友たちとともに「訪問販売シスターズ」として団結し、セールスを開始します。コメディ作品『貞淑なお仕事』(2024)は、彼女たちが社会の偏見に立ち向かい、友情を深めながら自己発見の旅に出る物語です。
女性がアダルトグッズを販売することに対する社会の偏見に直面しながらも、自分たちの道を切り開いていく4人の主婦たち。
大ヒットドラマ『ペントハウス』シリーズのキム・ソヨンが、最新主演作ではセールスマンとして才能を開花させていくジョンスク役を演じるなど、芸達者な4人が集まっているのも見どころです。
5:ファンタジーラブストーリー『偶然出会った、あなた』
ニュースキャスターのユン・ヘジュン(キム・ドンウク)の前に、突然タイムマシンが出現します。それによって自分の未来を知ったへジュンは、1987年に向かいます。そして、偶然にもヘジュンのタイムトリップに巻き込まれてしまったのがペク・ユニョン(チン・ギジュ)でした。
過去の連続殺人事件の真実を探ろうとするヘジュンと、両親の結婚を防ぐために過去へ戻ったユニョン。ふたりはそれぞれの目的を果たすため、ある事件と向きあうことになりますが……。1987年の世界に閉じ込められた男女は、果たしてどのような結末を迎えるのでしょうか?
思いがけずタイムマシンを手に入れたヘジュン役に、『コーヒープリンス1号店』(2007)、『有益な詐欺』(2023)のキム・ドンウク。巻き込まれたユニョン役には、『人生最高の贈り物~ようこそ、サムグァンハウスへ~』(2020)で注目を集めたチン・ギジュが出演します。
タイムトリップのファンタジー要素に加え、事件の謎を解いていくスリルとサスペンス。そしてなんといっても母と娘の愛を描いた感動的な物語でもあり、じ〜んと心に響く展開に思わず見入ってしまうこと間違いなしです!
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さまざまなジャンルがある中で、主人公がどのようにその世界で悩み、輝き、そして変わっていくのかが、ストーリーの魅力を左右するといっても過言ではありません。
今回は、苦難を乗り越える主人公を描いた最新の韓国ドラマをご紹介しました。少しでも興味を持った作品があれば、ぜひご覧になってくださいね。
(mimot.(ミモット)/かわむら あみり)