お願いを聞いてもらいたい時は相手が特別な存在だと伝えること!どんな言葉が効果的?【眠れなくなるほど面白い 図解 語彙力の話】
【ACTION 頼む】お願いを絶対に聞いてもらえるようになるキラーワード「〇〇さんにやってもらえると助かるんだけど」
相手が特別な存在だと伝える
仕事上での少々無理なお願いや、家族や友人になにか頼むときなど、重要になるのが言葉選びです。ここでは、3つのキラーワードを紹介します。
まずはじめは「〇〇さんにやってもらえると助かるんだけど」です。この言葉には、相手の能力を高く評価しているという意味合いが込められています。その上で、押しつけがましくならず、「やってもらえたらありがたい」気持ちも伝えられます。
次に挙げるのは、「〇〇さんにしかできない」という言葉。こちらは、「他の人では替えがきかない」という意味合いになり、先の言葉以上に、経験や能力を買っているという意味になります。この言葉を使う際には、「どうしても誰かがやらなければならないこと」である点や、なぜその人にしかできないのかといった内容を具体的に伝えることで、より引き受けてもらいやすくなるのです。
最後のキラーワードは、「こんなことを頼めるのはあなたしかいない」です。この言葉には、「自分にとって相手が特別な存在である」という意味合いがあります。もちろん、ある程度関係の深い相手にしか使えませんが、言われたほうは、「特別な存在」と認められて悪い気はしないはずです。また、「他に頼める相手がいない」ことも強調しておくといいでしょう。なお、いずれのキラーワードを使うときにも、その前に「忙しいところ申しわけないが」「難しいと思うけど」など、相手を気遣う言葉をつけることで、さらに印象がアップし、お願いを聞いてもらえやすくなることも覚えておきましょう。
引き受けてもらいやすい上手な頼み方
1.〇〇さんにやってもらえると助かるんだけど
相手の能力を高く評価しているという姿勢を示す押しつけがましくならず、「やってもらえたならありがたい」という気持ちを表す「あなたが適任」という意味合いを込める
2.〇〇さんにしかできない
経験や実務能力から、他の人ではできないことだと強調する難しいがやらなければならないことであると伝えるなぜその人にしか頼めないかを、具体的に述べる
3.こんなことを頼めるのはあなたしかいない
自分にとって、相手がいかに特別な存在であるかを伝える他に頼める人、対応する方法がないことを述べるある程度の関係を築いている人に対して使う
いずれの場合も、 「忙しいところ申し訳ない」「難しいと思うけど」といった前置きをして話すとよい
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 語彙力の話』著:五百田達成