2023年MVPの阪神・村上頌樹がハーラートップ7勝目狙う、最多勝4度の中日・涌井秀章が立ちはだかるか
6勝1敗、防御率1.87の村上
阪神・村上頌樹が23日の中日戦（バンテリンドーム）に先発する。今季は8試合に登板してハーラートップの6勝（1敗）を挙げ、防御率1.87の好成績。5月2日のヤクルト戦、10日の中日戦と2試合連続完封をマークし、前回16日の広島戦も7回5安打2失点と5月に入ってさらに調子を上げている。
中日戦は4月11日にも登板（5回3失点）しており、計2試合で2勝、防御率1.93。7打数4安打の上林誠知、6打数3安打の岡林勇希あたりには気を付ける必要があるが、立ち上がりを無難に乗り切れば自分のペースで投げられるだろう。
首位を走るチームとしても村上の投げる試合は落とせない。今季3勝4敗と唯一負け越している中日戦で、2023年のMVP右腕に期待がかかる。
2勝1敗、防御率2.00の涌井
一方の中日は涌井秀章が先発。プロ21年目の今季は開幕を二軍で迎えたが、4月29日に一軍昇格すると、早くも2勝（1敗）を挙げて防御率2.00と貫禄を示している。
阪神戦は今季初登板だった4月29日に先発し、6回4安打1失点。佐藤輝明のソロ1発だけに抑え、勝ち投手となった。
西武、ロッテ、楽天、中日とわたり歩き、4球団でいずれも10勝以上したのは、1983年の野村収（当時阪神）以来42年ぶりの快挙。通算164勝を積み上げており、6月で39歳になるベテランが今も先発ローテーションを担っているのは日頃のトレーニングと節制の賜物だろう。
チームはなかなか借金生活から抜け出せず5位が定位置になりつつあるが、相性の良い阪神戦で浮上のきっかけをつかみたい。涌井の熟練の投球術で村上に投げ勝つことができれば1勝以上の価値がある。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
巨人・赤星優志－ヤクルト・山野太一（東京ドーム）
広島・森下暢仁－DeNA・A.ジャクソン（マツダスタジアム）
【パ・リーグ】
楽天・早川隆久－日本ハム・金村尚真（楽天モバイル）
ロッテ・小島和哉－西武・與座海人（ZOZOマリン）
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記事：SPAIA編集部