新議員に聞く 抱負と目標〜木下秀臣議員
今年4月の赤穂市議選で初当選した3人の議員に今後の抱負と目標などをインタビューした。
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―市会議員になろうと思ったきっかけを教えてください。
「父が政治がすごく好きで、僕も子どもの頃から細川隆元と藤原弘達の『時事放談』をずっと見ていて、元々政治に興味がありました。自治会の活動をしていて、地域の活気がだんだんなくなってきているのを感じていました。4年前の市会議員選挙で、私は昔から知っている新人候補を応援したんですが、その開票結果が出た夜の11時ごろでしたか、家内に初めて『次の選挙に出たい』と言いました。僕も一緒に赤穂市を変えたいと」
―開票結果をどのように感じましたか。
「赤穂市は新人候補への期待が非常に高いということで、周りからも『大丈夫』と言われていて、自分自身、慢心があったと思います。それでも、734名の方が私を信用して投票してくれたことは素直に嬉しかったです」
―市議として取り組む最重要課題に「市の経済基盤の健全化」を挙げています。「道の駅」の誘致にも取り組みたいと。
「個ではなく、組織として動くことで何とか達成できないかと。民間との連携、近隣市町との連携です。というのは、もし『道の駅』を誘致できたとしても、赤穂市だけでは農産物などの商品をまかなえないと思うんですよね」
「国交省は東南海地震に備えるために、各都道府県に防災型の『道の駅』をつくっていくという通達を出しています。兵庫県では朝来に一つあるのですが内陸部です。臨海部にはまだない。赤穂につくることは国の方針にも合います」
「それに『道の駅』は第一次産業と第二次産業、第三次産業を合わせて第六次産業を生みだすことになり、雇用の創出にもつながります。『道の駅』と『農業改革』の2本柱をセットで進めて赤穂の活性化を図りたいと思っています」
―どんな市議になりたいですか。
「とにかく『感謝と笑顔』。これだけは忘れない。それと、もう一つの僕のキャッチコピーである『生涯明るい街づくり宣言』。みんなが前向きに幸せになるための橋渡しをしたい。理想論だと言われるかも知れないですけど、理想があるから夢になり、夢があるから目標ができる。目標があるから頑張れる。だから理想を持ち続けたいです」
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▽木下秀臣氏の主な経歴=赤穂海陸非常勤技師。元清水町自治会副会長。兵庫工高卒。福岡市出身。畳2枚ほどから始めた趣味の家庭菜園は今は100坪の広さ。サザンオールスターズはデビュー当初からのファンで筋金入り。自宅は尾崎。60歳。