ポートタワーの麓にある“神戸最低峰”『KOBE KO-山』を今さら見てきた 神戸市
2024年4月26日のリニューアルオープンから早くも1年が経過した『神戸ポートタワー』(神戸市中央区)。真紅のドレスを身にまとった貴婦人を思わせる姿は、建設から60年以上経った今も健在で、街のシンボルとして神戸の人々を見守っています。
そんなポートタワーの麓に、昨年の秋にしれっと誕生していた「神戸最低峰」の存在をご存じでしょうか?その名も「KOBE KO-山(こーやま)」。高さは「約1m」と、まさしく最も低い山です(これを山と呼んでいいのかは、議論を呼びそうですが、ユーモアを感じる取り組みなので個人的には大歓迎)。
ちなみに市内の最高峰は、神戸っ子にとってお馴染みの『六甲山』であり、六甲山最高峰の標高は931m。つまり、最低峰と最高峰の標高差を「東京ドーム〇個分」的に表すと、「六甲山はKOBE KO-山931個分の高さ」があるというわけです。不思議なロマンを感じます(笑)。
そんなKOBE KO-山ですが、2025年6月現在、まさかの「入山禁止」措置が取られていました。理由は「地崩れ防止のため」とのこと。入山者の安全を考慮して…、というわけではなく、人が足を踏み入れることで山自体が崩壊してしまう恐れがあるからでしょう。入山再開時期に関しては、神戸市のホームページ等に書かれていませんでした。
暫定広場「ONE HEART BIRTH」そのものが入場規制されており、六甲山の木材を使用したベンチなども現在は使用できない様子。
そんなわけで山頂からの景色を見ることは叶いませんでしたが、「麓から見た景色と頂上から見た景色に大きな違いはないだろう」と、あまり残念には思いませんでした。
そんなお気楽なところも、最低峰の良さなのかもしれません(笑)。
最後に少し雑談を。6月の半ばから急に暑さがマシマシになってきましたが、夏場にポートタワーを訪れた際は、タワー1階外に店を構える『Ready go round mini』を訪れてみてほしい。
同店はテイクアウト専門のフードショップで、名物の「神戸ポートタワーブリリアンスソフトクリーム」(ストロベリー味です)が美味しいので、ぜひ楽しんで♪
以上、現場からお伝えしました。
場所
KOBE KO-山
(神戸市中央区波止場町5)