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今年1月に行われた通常国会で与野党から最も拍手喝采を浴びた人物とは!?

文化放送

2月14日(金)、ニュースキャスター・長野智子がパーソナリティを務めるラジオ番組「長野智子アップデート」(文化放送・15時30分~17時)が放送。午後4時台「ニュースアップデート」のコーナーでは、1月28日(火)に行われた通常国会について、ノンフィクション作家・常井健一氏に話を伺った。

常井健一「わたしは去年からたまに国会の一般傍聴席に座って、生の国会議員の顔色を窺っているんですけども。通常国会が始まってすぐの1月28日、衆議院本会議場で目を疑うような光景を見たんですよ」

長野智子「はい」

常井「その日は、公明党の斉藤(鉄夫)代表が、代表質問に立っていたんですけども、公明党ですから公明党の議席や、あとは連立パートナーである自民党から拍手が起こるのは当然なんですけれども、なんと立憲や国民民主の議員からも拍手があがったんですよ。つまり、その議場では石破(茂)さんの演説よりも斉藤さんの演説のほうが大きな喝采が鳴り響いたっていう」

鈴木敏夫(文化放送解説委員)「みんなから拍手?」

常井「そう。だからまるで野党も巻き込んだ大連立政権の斉藤総理が演説しているような感じの雰囲気になったんですよね」

長野「面白い!選択的夫婦別姓も完全に野党(の案)ですもんね?」

常井「そうですね。その野党席から喝采があがった理由っていうのは、長野さんがいまおっしゃった選択的夫婦別姓の実現に賛同するような積極性を示しましたし、年収の壁の解消っていうものにも触れたんですよね。で、公明党がそういうふうに野党と歩調を合わせる傾向っていうのは、今年になって始まったことではないんですね。昨年末の臨時国会では、政治改革法案の一つを野党の国民民主党と共同提出して成立させているんですよね」

長野「はぁ〜!」

常井「でも、さっきの代表質問を聞いて、もっとビックリしたことがあって、安倍政権の時に起きた河井夫妻の選挙買収事件に触れたんですよ。『有罪確定で当選無効になったのに支払われた歳費は返納されていない』と。『返納義務化の法制化を急ぐべきだ』っていうふうに訴えたんですよ。これは与党が代表質問でやるのは安倍一強時代だったら考えられないことですよね」

長野「はい」

常井「だからこの斉藤さんの問題提起っていうのは、安倍政権の問題を今一度洗い直して、自民党の悪い(政治)体質を根っこから追求すると。これは赤木ファイルの問題が再浮上していることにも私は通じると思うんですが、安倍政治との決別宣言といっても過言ではないほどの公明党の強い意志を感じましたね」

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