応急手当の普及に尽力 森井さんとセコムトセックを表彰 四日市市消防本部
事業所の従業員や地域住民に対して救命講習をし、応急手当の普及に貢献したとして、四日市市消防本部は9月13日、個人と団体の表彰を行った。
個人で表彰を受けたのは四日市市在住の森井典子さん、団体は同市山之一色町のセキュリティや設備管理などをするセコムトセック四日市事業所。救急医療週間(9月8日から14日)に合わせ、同市消防本部で表彰式が開かれた。
森井さんは2011年2月に応急手当普及員の資格を取得。四日市市救急ボランティアが同年4月に発足した当初からボランティアとして登録し、救命講習の指導などを担当。防災士として地域や小学校でも、救急と防災に関する指導を続けている。森井さんは「これからもやれることをしていきたい」と表彰を受け、今後への思いを話していた。
セコムトセック四日市事業所は、応急手当普及員の養成を積極的に取り組む。今年度も新たに2人が資格を取得するなど13人の従業員が応急手当普及員の資格を持つ。救急事案が発生した場合も現場からの救急通報や応急手当などの初期対応をこなす。同社の担当者は「今後も積極的に取り組んでいきます」などと話していた。
【表彰を受ける森井さん】
【表彰を受けるセコムトセックの関係者ら】
表彰式では、四日市市消防本部の真弓明之消防長から表彰状が手渡された。表彰式は救急医療週間にあわせた講演会の前にあり、来場者からは拍手が沸き起こっていた。