出前館が丸3日間のサービス停止から復旧 原因は「マルウェア感染」
フードデリバリーポータルサイトの「出前館」は、10月26日14時30分ごろからサービスを停止していた問題について、29日18時30分に再開を発表。
あわせてその原因が「マルウェア感染」だったことを明らかにしました。なお発表時点においては、個人情報の流出は発生していないとのことです。
マルウェアは、コンピュータに悪影響を及ぼすソフトウェアの総称。これによりシステム障害が発生し、サービスの停止を余儀なくされていたようです。
発表によると、10月25日20時ごろ、サーバが高負荷となったことからサービスを一時停止。当該サーバを切り離してサービスを再開したものの、原因を調査しているうちに再びサーバが高負荷状態に。10月26日14時30分ごろ再度のサービス停止に至りました。
その後の調査で、暗号資産マイニングマルウェアである通称「RedTail」に感染したことが発覚。当該マルウェアの削除を実施しましたが、サービスの再開にあたり万全を期するために作業を慎重に行ったことから、想定よりも時間を要してしまったとのことです。
今回の事象について、出前館は「お客さま、加盟店さま、配達員さま及び関係するすべての皆さまに、多大なるご不便とご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪するとともに、「再発防止と、より良いサービスの提供に努めてまいりますので、変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます」と述べました。
サービス停止から復旧までに、丸3日間を要したことについて、SNSでは「本当に困る」といったユーザーからの苦情が多くあった一方で、「マルウェア感染で個人情報流出なし、たった3日間で再開はエンジニアが優秀すぎる」と、対応を評価する声もあがっていました。
<参考・引用>
出前館【公式】(@demaecan)
出前館公式HP「システム障害に関するお詫びと、復旧に関するご報告」
※掲載画像は出前館公式HPおよび、出前館公式アプリのスクリーンショットです。
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024103001.html