「エアコンのコンセント」が高い位置にある理由、知ってた?“差しやすさ”じゃない意外な理由3つ「納得」
エアコンにつなぐコンセントは、壁の高い位置についていることがほとんど。当たり前すぎてふだんは気にも留めないことですが、じつはこの位置にも理由があります。ここでは、「エアコンのコンセント」を高い位置に設置する理由をご紹介。知る人ぞ知る、意外な真実とは……?
「差しやすい」だけじゃない
エアコンの電源コードは短いものが多く、壁の高い位置についている電源を使うのが一般的ですよね。もちろん、コードの差しやすさもエアコンの高さに合わせるという意味合いでは正式な理由のひとつになります。
ただ、それだけではありません。エアコンのコンセントが高い位置にある理由はほかにもあります。
理由その1.エアコン専用として使うため
エアコンのコンセントは、ブレーカーから専用の回路を引いています。その理由は、エアコンは1台で大きな電力を消費するからです。エアコンとほかの家電製品と同じコンセントから電源をとると、ワット数の上限を超えてしまいます。
ブレーカーが落ちるのはもちろん、最悪の場合は発火・発煙が生じて火災を引き起こす可能性もあり、非常に危険です。
こういったリスクを避けるためにも、エアコン専用のコンセントは高い場所に“ひとつ穴”で設置されています。
理由その2.安全性のため
コンセントが低い場所にあれば、ホコリが溜まってトラッキング火災につながるリスクが上がります。また、小さな子どもやペットがいたずらをして、危険をともなうことも……。
エアコンのコンセントが高い位置にあるのには、こういった危険を防ぐために安全性を考慮する意味合いもあるんです。
高い位置にはエアコンならではの理由があった
エアコンにつなぐコンセントが高い位置についているのは、便利さだけでなく安全面にも考慮した、たくさんの理由があります。
あくまでもエアコン専用の電源なので、ほかの電化製品と併用するのは避けましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア