Cocomiさん『ホリデーシーズンにおすすめクラシック3選』
昼から夜へと生まれ変わる夕暮れのひと時……Magic Hour。そして、海と緑に囲まれた癒しのリゾートホテルの優雅なリラックス空間で、素敵な景色と音楽を楽しみながら、幅広いジャンルのお客様を迎え、さまざまな話題でトークする番組。
今月のゲストは、フルート奏者の Cocomiさん。
最上階10階にある 『エグゼクティブ オーシャンビュー テラス スイート 1007号室』で
東京湾を眺めながら、お話伺います。
今週は、Cocomiさんのプライベートに迫っていきます!
まずは、忘れられない旅のお話から、、、
家族で行ったハワイへの旅
忘れられない旅の思い出、1つ目は「家族で行ったハワイの旅」
星を見るために、夜に火山の近くまで行った記憶がある!ということ。
だいぶお幼い頃の経験だそうですが、綺麗な星空を鮮明に覚えていると仰っていました!
要:流れ星とかも見えました?
Cocomi:見えました!幼い頃だったので、律儀に願い事を3回言おうと頑張ってましたね。
要・近藤:あはは(笑)
要:大人になっても律儀に3回言ってもらって大丈夫ですよ!(笑)
ご家族とは、よく旅行されるんですか?
Cocomi:はい!あでも…妹と私がデビューしてからは、家族全員のスケジュールが揃う事がなかなか無くて、、
要:うんうん…大人になるとね…
Cocomi:でもそれまでは、全員で旅行を、年に1回くらいはしていましたね。
『一生に一度の旅をしよう』
つづいて、二つ目の思い出の旅は…大学時代の友人2人と一緒に行った「パリ」
大学卒業を機に“一生に一度の旅をしよう”ということで、3月下旬頃行ったということ!
近藤:女子旅…??
Cocomi:女子旅です!
近藤:わ~楽しそう…!女子旅一番楽しいですよね~!
Cocomi:楽しかったです…!全員音楽大学の友達だったので、オペラ座に行ったり、美術館に行ったり、楽しい旅になりました。二人用ベットに、3人で川の字になってギュウギュウで寝たりも、思い出ですね。
要:あはは(笑)
近藤:きっと10年20年先も、そうやって話すんでしょうね!
Cocomi:これからは、みんな時間が取れなくなるだろうからって、、、最後に4泊5日、旅しようって。その時初めて長い間3人とも楽器を弾かないという。
要:ノープランで行ったんですか?
Cocomi:ノープランで、明日何する?っていう感じでプランを決めてましたね(笑)
要:割とノープラン派ですか?
Cocomi:そうですね、きっちり決まっていると、時間とか気にしちゃうな~って。だから逆に相手が色々と決めてくれる人だと、うれしいです…!
モチベーションになっている言葉とは??
続いて3つ目の忘れられない旅は「仙台」
大好きだという『ハイキュー』の聖地巡礼の旅に行ったということ!
『ハイキュー!!』は、古舘春一による高校バレーボールを題材にしたマンガ。
全45巻で、アニメ化もされています。
Cocomi:一番好きなアニメは何?って聞かれたら、ハイキューって答えちゃうくらい、大好きです!
要:どんな所が好きなんですか?
Cocomi:一番好きな理由が、良い意味で普通なところで…。高校バレーボールだけでなく、その先の将来も描かれているシーンがあるんですけど、全員がバレーボールプレイヤーになるわけではなくて、デザイナーや警察官や先生になっている人が居て。すごく普通の、現実味のある部分を見せてくれたところが、個人的に感動した部分です!
要:仙台が舞台のアニメなんですね、どんな所に行くんですか?
Cocomi:仙台体育館…今はカメイアリーナになっているんですけど、そこに行ったり!
アニメに出てくる角度で写真を撮ったり…!
要:角度!!
近藤:話している姿がとっても楽しそう!(笑)好きなセリフとかはありますか?
Cocomi:全部大好きですけど、中でも特に響いたのが(烏野高校男子バレー部顧問兼監督の)武田一鉄先生の言葉で…ちょっと長いんですけど…
“負け”は弱さの証明ですか?君達にとって“負け”は試練なんじゃないですか?
地に這いつくばった後また立って歩けるのかという
君達がそこに這いつくばったままならばそれこそが弱さの証明です
というセリフです、すごく心に響きました。
要:うんうん
Cocomi:這いつくばったままならばというところで、すごく考えさせられました。這いつくばっている暇があるならば、すぐに立ち上がって次を頑張ろうという。その気力・気合を学んだのが、このフレーズでした…!
要:Cocomiさんもそういう状況は、人生の中でありましたか?
Cocomi:そうですね、ステージにあがって演奏して納得がいかなかったり…あれだけ練習したのに、なんであそこを間違えたんだろうとか…。そういう葛藤があった時に、このセリフを思い出して、より一層基礎錬に打ち込むということはありましたね。
要:めっちゃいい漫画じゃないですか…!
Cocomi:本当に良い漫画です!おすすめです!
おすすめクラシック3選
今回、Cocomiさんが要潤&リスナーのみなさんのために、ホリデーシーズンにオススメ、
クラシック音楽初心者のための3曲をセレクトしてきてくれました!
Cocomi:一つ目はチャイコフスキーの《四季》より12の性格的描写、12月「クリスマス」です。
クリスマスといえばわくわく&ルンルンというイメージがありますが、そうではない。
ぬくもりをテーマにした曲調で、とてもほっこりするので、今回のホリデーシーズンにぴったりかなと思って選曲しました!
要:落ち着く中にも、テンポの速い弾むような音が入っていて…12月の街が浮足立っている中の静けさみたいな印象がありますね…!
近藤:続いて2曲目は…?
Cocomi:チャイコフスキーの組曲《くるみ割り人形》の中の「花のワルツ」という曲です。
このバレエ作品が大好きという事から、また3拍子がワクワク感を誘う曲調だったので、選曲してみました!
要:なんだか優雅な気持ちになりますよね、これを聴くと!
近藤:くるみ割り人形っていうと、やっぱりクリスマスを連想しますね!
では、3曲目をお願いします…!
Cocomi:レイフ・ヴォーン・ウィリアムズさんのグリーンスリーヴスによる幻想曲です。
近藤:冒頭はフルートですか?
Cocomi:そうです!冒頭のフルートがとても綺麗で、尚且つ私がフルートで一番好きな“ハイエフ”という音で、とにかく美しい楽曲なので、今回選曲させていただきました。
近藤:クラシック音楽といっても、曲調や雰囲気が全然違いますね。
Cocomi:なるべく違うものを選ぼうと思って、選曲しました…!
(TBSラジオ『要 潤のMagic Hour』より抜粋)