札幌中心部で極上サウナと大浴場付き!北海道ならではのあたたかさを感じるホテル「暖雪 札幌」【札幌市中央区】
2025年4月、札幌中心部に「暖雪 札幌」という名のホテルが開業しました。北海道、札幌ならではのあたたかさをキーワードにした、非日常感を味わえるお宿で、天然温泉の大浴場とこだわりの詰まったサウナ、地元食材を生かした朝食など、観光客でも地元民でも楽しめるポイントがたっぷり。今回は、開業したばかりの館内の様子をご紹介します。
【画像】4月開業のホテル「暖雪 札幌」客室からサウナ、グルメまでを写真で見る(全28枚)
2025年4月開業!ホテル「暖雪 札幌」とは
「暖雪 札幌」へのアクセスは、豊水すすきの駅の6番出口を出て徒歩4分。札幌・すすきのエリアに位置する、12階建て全136室のホテルです。
「暖雪 札幌」は古くからある日本の四季に加えて、その土地ならではの気候風土を「5番目の季節」として捉え、特別な体験を提供する「FIFTH SEASON HOTELS」をコンセプトに建てられました。北海道の冬から春へと移り変わる時期を「5番目の季節」とし、その季節ならではの期待感や生命力、美しさを表現しているのだそう。
サウナ付きからファミリータイプまで。ゆるりと過ごす、ぬくもりを感じる客室
気になる客室について、まずは高層階のクラブフロアにある「サウナ付きプレミアツイン」をご紹介。白を基調にした明るい室内は、やわらかな照明や木の家具、壁のアート作品などから視覚的にもあたたかさを感じられます。
中に入ると、39平米の広さに120センチ幅のベッドが2台。PCを広げられる大きさのデスクもあり、出張の利用でも快適に過ごせます。
客室内にサウナがあるので、時間を気にせずいつでも好きな時に入れます。セルフロウリュで自分好みにくつろいでくださいね。
洗い場付きのバスルームも、ゆとりを感じる広さ。チラー付きで、サウナ後の水風呂ニーズにも応えます。
洗面スペースも広々としています。ちょっとうれしいDysonのドライヤーでした。
さらにここからは、その他の客室もご紹介!
ロフトベッドが楽しい6名定員の「ファミリースイート」。キッチンやリビングスペースもあり、家族で過ごす休暇やグループでの旅行にぴったりです。
電子レンジや洗濯乾燥機もあり、暮らすように滞在できそう。連泊する時にもおすすめです。(館内にはコインランドリーもあります。)
こちらは高層階にある4名定員の「サウナ付きスイート」。120センチ幅のベッド2台、さらにソファベッドが2台あってもゆとりを感じる、63平米です。
広々としたプライベートサウナは、グループ旅行でみんな一緒に入るのも楽しそう。バスタブや、ととのいスペースもあります。
2名定員の「モデレートツイン」は20平米。二人掛けのソファのほかにデスクもあり、機能的なお部屋です。壁面に飾られたアートがアクセントになっていて、シンプルな中にもくつろぎやあたたかみを感じられます。
23平米の「スーペリアツイン」は3名定員。100センチ幅のソファベッドが3番目のベッドになる仕組みです。バスルームに加えて室内にも洗面台があり、3名での滞在時には特に重宝しそう。
大浴場に加えてお部屋でもちょっと特別感のあるバスタイムを満喫したい人には、「プレミアツイン」もおすすめ。高層階のクラブフロアにあり、広さは43平米。広々したバスルームはレインシャワーも備えており、丸いバスタブの人工温泉を楽しめます。
今井健太郎氏&ととのえ親方が手掛ける大浴場とサウナ
「暖雪 札幌」の大きな特徴が、充実したサウナと大浴場。ととのえ親方こと松尾大氏監修のサウナは、扉を開けた瞬間から木の香りに包まれます。アロマを焚いているのかと思いきや、壁面に並ぶオールドグラス・ウエスタンレッドシダーの香りなのだそう。丸太を利用したステップをのぼり、床から80センチ以上の高さがあるベンチへ。オートロウリュを備えたサウナ内は足元まであたたかく、木の香りを楽しみながら過ごせます。
隣接した水風呂の壁面には木炭が埋め込まれたこだわり仕様。また、サウナストーブの周りには日高産の三岩かんらん岩、サウナの外壁には札幌軟石など、地元の素材があちこちに使われています。
大浴場の中は全体的に控えめな照明が心地よく、スタイリッシュかつリラックスできる雰囲気。札幌市内の温泉からお湯を運ぶ仕組みで、天然温泉を楽しめます。
ととのいスペースは広々とした空間に、人間工学に基づいて設計された特注のウッドチェアが並んでいます。ひんやりとした外気が心地よく、札幌らしい「ととのい」を体験できそうです。
一日の終わりは「おやすみそらーめん」のおもてなしも
21時から23時まで、宿泊者なら誰でも無料で食べられる夜のお楽しみ「おやすみそらーめん」にも注目。味噌の風味はしっかりとありつつ魚粉が香り、濃厚ながらすっきりした後味の味噌ラーメンです。大きめのお茶碗一杯分くらいの丼で、飲んだ後のシメに食べたくなるサイズ感。サウナの後のサ飯にもぴったりです。
北海道の豊かな食を味わう、地産地消の朝食
そして気になる朝食は、2階のレストランでいただくビュッフェスタイル。地元の豊かな食材を生かし、北海道の酪農・畜産にもフォーカスした朝食です。
ビュッフェの入口には、お花畑のように地元野菜が盛り付けられていました。北海道産のわさび醤油やビーツ、ミルク&ハニーなどのドレッシングもそろっています。
ホテルで毎朝焼き上げるパンも充実。クロワッサンやパンオショコラ、バゲット、ポテトフォカッチャなどがあります。
牛乳はもちろんチーズやヨーグルト、卵やベーコン、ソーセージなど北海道らしい食材がいっぱい。蒸し野菜やパンと一緒にいただく濃厚なチーズフォンデュも人気です。
個人的なおすすめローカルメニューは、室蘭産のうずらの卵をつかったTKG(卵かけごはん)。削りたてのかつおぶしをたっぷりかけて、好みのお醤油で味付けできます。
サウナの前後やおやつタイムにもぴったりのラウンジ
サウナ付きスイート、サウナ付きプレミアツイン、プレミアツインに宿泊する場合は、10階のラウンジを無料で利用できます。スナックや焼き菓子などの軽食のほかドリンクバー、アルコールもあります。
ドーナツやマフィン、コーヒーでおやつタイムを過ごすこともできます。
ラウンジ内にゆったりと配置された家具は旭川の「カンディハウス」のもの。シンプルで上質な家具で、木のぬくもりを感じながら過ごせます。
※スーペリアダブル・モデレートツイン・スーペリアツイン・ファミリースイート・ユニバーサルの客室へ宿泊の場合は3,300円/人(税込)で利用可能。
2025年4月、すすきのにオープンしたホテル「暖雪 札幌」。名前のとおり、北海道ならではの不思議なあたたかさを感じられるホテルです。シンプルな中にさりげない上質感のある客室や、充実したサウナと大浴場でくつろいでみてくださいね。
暖雪 札幌
■所在地:札幌市中央区南6条東2丁目1-1
■アクセス:札幌市営地下鉄東豊線「豊水すすきの駅」6番出口より徒歩約4分、または札幌市営地下鉄南北線「すすきの駅」3番出口より徒歩約10分
■客室数:136室
■その他:チェックイン 15:00~ / チェックアウト ~11:00
【ライタープロフィール】
羽田 さえ(札幌在住ライター)
岐阜県出身。2021年に熊本から札幌へ転居し、北海道の広さとおいしさに驚愕。グルメ、旅行、農業、不動産を専門とするフリーライター。