【リアル給与明細】34歳、コンサル。お小遣い制です……。やりくり術を教えてください【FPが解説】
読者から寄せられたリアルな給与明細を大公開。質問内容から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【34歳 業務コンサルタント】
【リアル給与明細】34歳、業務コンサルタントの場合
プロフィール
34歳、男性
業務コンサルタント
▼現状
仕事内容は、販売、営業領域の業務プロセス改善・コンサルティング。
労働時間は月176時間、残業は43時間程度。
ボーナスは86万円。
【相談内容】業務量や働きやすさを考えると、今の収入には満足しています。ただ、お小遣い制なので貯金や投資まで回せません。お小遣い制の人はどうやりくりすればよいですか?
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
現在のお給料は全国平均と比べると高い?低い?
質問者さんの現在の収入を年収換算すると約796万円になります。
一方、OpenWorkの調査によると、質問者さんと年代の近いのコンサルタントの平均年収は約884万円*です。
*……参考:OpenWork
このことから、質問者さんのお給料は平均よりもやや低めの水準と言えそうですね。
お小遣い制で無理なく暮らすための節約ポイント
質問者さんは、お小遣いのやりくりにお悩みなのですね。
お小遣い制でやりくりするためには、「無駄遣いを減らす習慣」を身につけることが大切です。
すぐに実践できる方法をお伝えします。
行かない場所を決める
無駄遣いをしてしまう場所に行かないだけで、支出を大幅に減らせます。
たとえば「30〜50代はコンビニで毎月平均6,000円程度を使っている」というデータがあります*。
コーヒースタンドで1杯500円のコーヒーを20日間購入すると、1万円近くに。
コンビニやコーヒースタンドに行く回数を減らすだけでも、大きな節約効果が期待できますよ。
*……参考:総務省統計局「2019年全国家計構造調査 家計収支に関する結果」
特別な支出に備える
急な飲み会やプレゼント代などの特別な支出に備えて、少額ずつ予備費を積み立てておくと安心です。
毎月のお小遣いから少しずつ予備費に回すことで、想定外の支出にも対応できるようになります。
高額なものが欲しくなったときは、積み立て貯金をするとモチベーションが湧きますよ。
まとめ
・質問者さんのお給料額は、平均よりやや低い水準です。
・お小遣いでやりくりするために、無駄遣いをしてしまう場所には行かないようにしましょう。
・特別な支出に備えて予備費を積み立てておきましょう。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。