【総社市】農マル園芸 吉備路農園のいちご狩り 〜 さまざまな品種のいちごを食べ比べ!スイーツも満喫できる観光農園
いちごと言えば、ショートケーキやパフェなど真っ赤な色と甘い香りで楽しませてくれるフルーツですよね。
そんな魅力的ないちごを、自分で摘み取って好きなだけ食べられる施設「農マル園芸 吉備路農園」が岡山県総社市にあります。
県内外から多くの人々が訪れる農マル園芸 吉備路農園では、温室ハウスで栽培された完熟したいちごを、自分の手で摘み取れる「いちご狩り」を毎年開催しています。
さらに園内では、摘みたていちごをたっぷり使ったスイーツも販売されていて、新鮮ないちごを楽しめるようです。
農マル園芸 吉備路農園で楽しめるいちご狩りや、いちごスイーツについて詳しく紹介します。
農マル園芸 吉備路農園とは
農マル園芸 吉備路農園(以下、「農マル園芸」と記載)は、岡山県総社市にある中四国最大級の観光農園です。
施設内には農産物や花の直売所、バーベキューやピザ作り体験など、子どもから大人まであらゆる世代が楽しめる施設が併設され、年間を通して多くの家族連れでにぎわっています。
農マル園芸 吉備路農園のいちご狩り
農マル園芸では、広大な温室ハウスでいちごを栽培していて、毎年1月から5月にかけていちご狩りを楽しめます。この期間には、岡山県内外から約4万人もの人々がいちご狩りに訪れるほど人気の体験です。
農マル園芸のいちご狩りは、高設栽培なので立ったままいちごを摘み取って食べられるのが特徴。
いちごといちごの間の間隔が広く、車いすのかたやベビーカーを利用する赤ちゃん連れのかたでも安心して楽しめます。
農マル園芸 吉備路農園のいちご狩りを体験!
それではさっそくいちご狩りの体験について紹介します。いちごハウスは、農マル園芸の園内一番奥にあります。
まず駐車場からすぐの総合受付で、いちご狩りの入園証を受け取りましょう。
イチゴ狩りは前日(WEBは2日前)までの予約優先となっており、午前9時からと午前10時30分からの2つの枠から選べます。
また、予約なしでも当日の朝、先着順(予約不可)で「当日枠」としてご案内できる場合もあります。
ただ、その日毎に「当日枠」の数が決まっており、定員に達し次第終了となりますので、ご注意ください。特に土日祝日は、午前9時の開園と同時に終了することもありますので、確実に楽しみたいかたは、予約をおすすめします。
イチゴの生育状況により、当日枠がない場合もありますので、農マル園芸吉備路農園のいちご狩りホームページよりご確認ください。
受付を済ませたら、歩いていちごハウスへ向かいましょう。
いちごハウス前にある受付で、料金を支払います。その際にスタッフからいちごのヘタやごみを入れる紙コップを受け取り、いちご狩りのルールや説明を聞きます。いちごの食べ放題の制限時間は40分です。
受付が終わったら、いよいよ温室ハウスの中でのいちご狩り体験です。
いちごの種類
いちごハウスの中は広々としていて、どこのいちごから食べようかと迷ってしまいそうですね。
天井にいちごの種類が描かれたボードが設置されているので、どの品種のいちごを食べているかはすぐに確認できました。農マル園芸のいちご狩りは、さまざまな種類のいちごが栽培されているのが特徴です。
2025年のおもないちごの種類は、以下の園内MAPのとおり。
実はこの種類以外にも「スターナイト」など別の種類のいちごも栽培されているので、時季によっては食べられる可能性もあります。
農マル園芸のいちご狩りでは、さまざまな種類のいちごが楽しめます。そのなかでも特に代表的ないちごを紹介しましょう。
紅ほっぺ
筆者が最初に目をつけた「紅ほっぺ」。つやがあって鮮やかな色味です。かじると酸味が少しありましたが、甘みとのバランスがちょうど良く感じられ、みずみずしくてさっぱりとした口当たりでした。
かおりの
こちらは、他の種類のいちごよりも小粒が多いと感じた品種の「かおりの」。小粒ですが甘みは強く、一口でパクパク何個でも食べられそうです。お子さんにも人気だそうです。
あきひめ
「あきひめ」は大粒が多く、果肉が柔らかい印象です。完熟している部分は特に甘みが強く、口いっぱいにほおばりながら食感を楽しみました。完熟しているいちごを探して歩くのも、宝物を探しているようでワクワクします。
はれいちご
「はれいちご」も甘く、しっかりとしていて食べ応えがありました。他のいちごよりもビタミンCが多く入っているそうです。
制限時間は40分と限られていますが、どのいちごを食べようか悩んだり、何度も食べ比べしたりしながら歩き回って、お腹いっぱいになるまで楽しい時間を過ごせました。
農マル園芸のいちご狩りでは、自分で摘み採ったいちごを量り売りでテイクアウトとして買って帰ることもできます。気に入ったいちごがあればお土産にも良いですね。
イチゴの生育状況により、テイクアウトができない場合もあります。
いちご狩りが終わったら、施設内は広いので散策してみましょう。
大粒のいちごがたっぷり「いちごデコレーション」
農マル園芸の施設内にある「ガーデンズカフェ」では、農マル園芸で作られたいちごを使ったスイーツが充実しています。
こちらは「いちごデコレーション」。
大きなワッフルコーンのなかには、濃厚な北海道産バニラソフトクリームと農マル園芸で育てられた大粒のいちごがたっぷり入っています。自家製のいちごソースがソフトクリームといちごの甘さをより一層引き立てているようです。
かなりのボリュームですが、お値段は税込598円とデザートとして食べるにはお手頃価格。子どもから大人まで大人気だそうです。
「ガーデンズカフェ」には、いちごデコレーションの他にも、いちごクレープやいちごジェラートなど農マル園芸で作られたいちごを使ったスイーツがあります。また「ガーデンズキッチン」では、農マル園芸の名物「いちご寿司」も販売しています。
園内には、約100席あるテラス(室内休憩所)もあるので、家族や友達とランチやスイーツを食べながらゆっくりとした時間を過ごせそうですね。
一番人気!完熟いちごのロールケーキ
農マル園芸の敷地内には、ケーキやタルト、焼き菓子などを販売している「ケーキ工房」もあります。
こちらのケーキ工房で一番人気の「完熟いちごのロールケーキ」は、農マル園芸で採れたいちごを1パック(300g)以上使って作られた商品です。
上に載っているいちごは特大サイズのいちごで、そのままガブリと食べたいくらい大きないちごです。
ふわふわした手作りのスポンジケーキの間に挟まれた生クリームの中には、大きないちごがゴロゴロ入っていて、食べ応え抜群。コクのある生クリームは、いちごの素材を味わえるよう甘さ控えめで、とっても食べやすいです。
お土産や記念日などのお祝いのケーキにも良いですね。
副農園長にインタビュー
いちご狩りを楽しめるだけではなく、いちごスイーツも充実している農マル園芸吉備路農園の副農園長、安藤維宏(あんどう ゆきひろ)さんに話を聞きました。
農マル園芸 吉備路農園のいちご狩りの魅力
──農マル園芸のいちご狩りの魅力はなんでしょうか。
安藤(敬称略)──
農マル園芸のいちご狩りは、高設栽培のため、車いすやベビーカーでも快適に体験できるのが魅力です。
そして4品種以上のいちごを栽培しているので、食べ比べを楽しんでいただけます。ぜひ自分のお気に入りの品種を見つけてください。
制限時間は40分とたっぷりあるので、ゆったりといちご狩りをお楽しみいただけます。
なお、練乳などの持ち込みはご遠慮いただいております。いちご本来の甘さや風味を存分に味わっていただければ幸いです。
おいしいいちごの食べ方について
──おいしいいちごの食べ方を教えてください。
安藤──
ヘタの近くまで赤く熟していて、葉っぱが反り返っているのが新鮮でおいしいいちごです。
いちごは先端部分に甘みが集中しているので、ヘタのほうから食べ進めると、最後に甘い部分を楽しめますよ。
いちごの上のほうを優しく握って、持ち上げながら自分のほうへ少し引っ張ると自然にヘタが折れて簡単に取れますので試してみてください。
実はいちごは、今のシーズン(1月・2月)が一番おいしい季節です。5月下旬までは開催していますが、ぜひお早めにお越しください。
──農マル園芸へ来られるかたへメッセージをお願いします。
安藤──
農マル園芸では、いちご狩りだけでなく、いちごを使ったさまざまな楽しみ方をご用意しております。
旬のいちごをふんだんに使ったスイーツは、見た目も華やかですし、採れたてのいちごをそのまま使っているので甘くておいしいです。園内のテラスでゆっくり味わっていただけたらと思います。また同じ施設内にある直売所では、その日摘み取ったばかりの新鮮ないちごを販売しています。ご自宅用にはもちろん、贈り物にもぴったりです。
農マル園芸ならではのいちごの魅力を、ぜひいろいろな形でお楽しみください!
おわりに
農マル園芸の広いいちごハウスの中で、「次はどれを食べようかな?」といちごを探す時間は、まるで宝探しのようなワクワクするひとときでした。
甘くてジューシーないちごは、ビタミンCが豊富なので美肌効果が期待できるだけでなく、風邪予防にもぴったりです。
子どもから大人まで楽しめる、この季節ならではの特別な味わいを、ぜひ農マル園芸で体験してみませんか。