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<義母と同居して!>相性サイアクの嫁と姑「お世話したくない」……あ、名案みっけ!【まんが】

ママスタセレクト

写真:ママスタセレクト

私(サナコ)は昔から姑と折り合いが良くありませんでした。姑も私も気が強いタイプだったため、互いの主張がぶつかり合い、楽しく話をした覚えはほとんどありません。それでも何とか当たり障りなく、最低限の付き合いではありましたが、親戚関係を続けてきました。ここら辺は同居が当たり前の地域。結婚当初は何度か同居話を持ち掛けられましたが、ただでさえ姑と折り合いが悪いのに、同居なんてしてしまったら逃げ場がなくなる……。そう思った私は何がなんでも同居をせずにここまで暮らしてきたのです。しかし先日舅が亡くなってしまいました。周りの親戚からは「早く同居をしてあげろ」とプレッシャーが強くなる一方。私はいったいどうすれば良いのでしょうか……?

と、まぁこんな感じで会えば毎回口喧嘩のようなことが繰り広げられていました。

地域的に同居をしている家庭が多かったのですが、姑と暮らしたら自分がおかしくなる! と思い、同居はせずにここまでやってきました。手伝いなど、用事があるときに助けにいくというスタンスをとっていました。しかし手伝いに駆り出される度に喧嘩になってしまうため、基本は夫が行き、私は姑とそこまで頻繁に会うことはありませんでした。

「お母さんもひとりじゃ寂しいし、お父さんが亡くなった今が、そのタイミングだよなぁ?」なんて親戚のおじさんに言われた私たち。夫はうつむいて黙ったままでした。

同居なんてするつもりないのに……これは困った展開になってきました。

姑は舅が亡くなったことで、私たち夫婦と同居するつもりでいたようでした。 私個人としてはまったく同居なんてしたくないのですが、地域柄、高齢の姑をひとりで暮らさせるわけにはいきません。

親戚たちの視線も怖いし、何より体裁が悪いと思ってしまったのです。 そんなときにふとひらめいたのが、私の息子家族が姑と同居する案でした。 息子は姑にとって孫にあたるため、昔から目に入れても痛くないほどの溺愛っぷり。 孫とその奥さん、ひ孫までが一緒に住んでくれるとなったら、きっと姑も大喜びするでしょう。 私は早速息子夫婦に提案しようと思っているのでした。

息子夫婦に「遺産あげます!」だから……同居と介護はヨロシク!

夫には姉と妹がいます。しかし県外に嫁いでいますし、基本的に長男至上主義的な地域です。

姑が持っている家や土地、田畑や山はすべて夫が相続するということで、話がまとまっていると聞いています。

タケシたちが姑と一緒に住んでくれたら、すべて丸く収まるわ!!!

「だから……そのーー……」と夫は、息子たちにどう話すべきかと、とても言いにくそうにしていました。

「あ、もちろんタダでとは言わないわ。おばあちゃんが亡くなったあとの遺産、全部あなたたちにあげます。孫やひ孫たちと一緒に暮らせるなんて、おばあちゃんも喜ぶわね!」

遺産を全部もらえるとなれば、息子夫婦はきっと同居を快諾してくれる……と、私はそう思って疑いませんでした。しかし……。

我ながらナイスアイディアだと思いました。 しかも夫も遺産をすべて手放していいとまで言ってくれたのです。 姑が持っている土地や田畑、山をもらえると知ればタケシたちも首を縦に振るでしょう。 以前、早くマイホームが欲しいとか、頑張って節約しないと……とか言っていたので、願ったり叶ったりのはず。 姑が亡くなれば、その財産はすべて手に入るのですから。 私たちは早速、息子夫婦を呼んで話をしました。 しかしアオバさんからの返答はハッキリと「お断りします」だったのです。 私は驚きました。 話の内容がしっかり伝わっていないのでは……? とすら思ってしまうのでした。

【嫁の気持ち】理解できない感覚「私たちの未来を奪わないでッ!」

私(アオバ)は夫のタケシと6才の息子・レン、2才の娘・ミウの4人暮らしです。共働きをしながら、いつかマイホームを建てる日を夢見て頑張っていました。義両親や、義祖父・義祖母などの親戚付き合いも良好。義母は義祖母と上手くいっていないようですが、義祖母は私や子どもたちのことをとても可愛がってくれていました。そんななか、義祖父が亡くなってしまったのです。まだ悲しみにくれる中、私たちは義母に呼び出されます。いったい何の話かな……? と思っていると、なんと! 義祖母と同居をして欲しいという内容だったのでした。私はハッキリ「お断りします」と告げました。すると義母が……。

「おばあちゃんも孫や、ひ孫たちと一緒に住めたらよろこぶぞ」と義父。

「あの人が亡くなったらあの家は手に入るし、持っている財産全部あなたたちのものになるのよ? こんないい条件なのにどうしておばあちゃんと同居するのを断るのよ!?」と義母が謎に威張って言ってきました。

私には、この人たちの感覚が理解できません。

「それに、この話って大おばあちゃんはご存知なんですか? まだ本人に了承をもらったわけでもないのなら、なおさら現実的なお話ではありません。私たちにも仕事があるし、マイホームを建てたくて頑張っています。通勤の利便性だとか、今後の子どもの学校のこととか、いろんなことを考慮して準備を進めているんです」

この際なので、私は義両親にハッキリと私たちの考えを伝えました。

義母が堂々と同居の話をしてくるのが、謎で仕方ありませんでした。 そもそも自分たちが考えなくてはいけないことを、「私は姑と気が合わないから」という理由で私たちに振ってくる神経が信じられません。 しかも「遺産をあげるからいいでしょ?」と、またまた謎の上から目線……。 正直、義祖母の遺産なんてあてにしていないし、欲しいと思ったこともありませんでした。 私たちはハッキリと同居を拒否。 しかし現実的に、義祖父が亡くなった今、義祖母のことをどうしていくかという点では、話し合いの余地があるように感じます。 できる限りの協力をしていこう、そんな風に思ったのでした。

【私の気持ち】「親の介護は実子がすべき!」キッパリ嫁のファインプレーとは?

私(サナコ)は昔から姑と折り合いが良くありませんでした。姑も私も気が強いタイプだったため、互いの主張がぶつかり合い、楽しく話をした覚えはほとんどありません。それでも何とか当たり障りなく、親戚関係を続けてきました。ここら辺は同居が当たり前の地域。結婚当初は何度か同居話を持ち掛けられましたが、同居なんてしてしまったら逃げ場がなくなる……。そう思った私は何がなんでも同居をせずにここまで暮らしてきたのです。しかし先日舅が亡くなってしまいました。周りの親戚からは「早く同居をしてあげろ」とプレッシャーをかけられます。そんなときにひらめいたのが、私の息子夫婦を姑と一緒に住まわせるという案でした。幸い姑は息子家族には激アマなのです。しかし息子夫婦からの返事は「NO」。むしろ「遺産もいらないし、何を言い出したんだ」くらいに受け取られてしまいました。

息子のタケシ夫婦が、同居問題について相談にのってくれることになりました。

「高齢者施設に入るにしても、簡単じゃないしね。そういうのも含めて、一回話し合ったほうがいいんだよ」とタケシが言うのです。すると、つづけてアオバさんもつけ加えます。

「それに話し合うときには、お義父さんのごきょうだいも呼んだ方がいいと思います」

夫のきょうだいに相談しようと思ったことはなかったので私たち夫婦は少し驚きました。

「今のうちにばあちゃんの要望を含めて、皆の気持ちのすり合わせをしておくべきだと思うよ?」

話し合いの間にタケシとアオバさんが入ってくれたことで、普段はカッとなりがちな姑もクールダウンしながら話してくれたように感じます。

ですが、どんなに説得しても、姑はこの家から離れたくないの一点張りでした。

そのため、夫ときょうだいたちが交代で様子を見に行くこと、あとは火事を防ぐために火の元をガスから電気に変えるなど、対策をとることに決めたようです。

私が姑と仲が良くないという理由で、息子夫婦に大変迷惑をかけてしまいました。 アオバさんの一言で、姑の老後の面倒を見なくてはいけないという負担が一気に軽くなりました。 冷静に考えれば、老後の面倒は実子で相談してくれれば良かっただけなのです。 義姉と義妹も姑の今後について、しっかりと考えてくれているようです。 夫からも「巻き込んですまなかった」と謝罪を受けました。 アオバさんのおかげで、物事が一気に進んだように思えます。 この件を踏まえて、私たちの老後もタケシに迷惑をかけないように考えていかなければと思いました。


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