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文化財をレスキュー 各地で防災訓練

タウンニュース

文化財をレスキュー

1月26日の「文化財防火デー」に合わせた防災訓練が、1月に各地で行われた。

「文化財防火デー」は、1949年1月26日に法隆寺金堂の壁画が焼損したことを機に、文化財を保護しようと55年に制定された。

長源寺

旭区の長源寺では、29日に行われた=写真。同寺には、旭区唯一の横浜市指定有形文化財(彫刻)の木造大日如来坐像があることから実施された。

訓練には若葉台消防出張所や地元消防団の人たちが参加した。本堂が火災に遭った想定で、消防職員が逃げ遅れた人や木造大日如来坐像に見立てた人形を救出。その後消火のため本堂へ放水した。

739年に創建されたという長源寺。新居寶壽住職によると、過去に本堂が全焼したという伝承が残っているそう。新居住職は「全焼したこともあったので、訓練は大事だと思う。俊敏な動きで安心だと感じた」と語った。

長屋門公園

瀬谷区の長屋門公園では、「旧大岡家長屋門」と「旧安西家主屋」が横浜市認定歴史的建造物に認定されていることから、27日に訓練を実施した。

公園内の雑木林から出火したという想定で、初期消火と避難誘導後に、消防隊と消防団が到着。公園職員らとともに一斉放水を行った。

長屋門公園内で一斉放水

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