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ピナ・バウシュ最晩年の作品を最愛のダンサーたちが踊り継ぐ ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団、8年ぶり来日

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Photo: Karl-Heinz Krauskopf

ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団『Sweet Mambo』 が、2025年11月27日(木)~11月30日(日)彩の国さいたま芸術劇場 大ホール にて上演される。ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団の来日は、2017年の『カーネーションーNELKEN』以来8年ぶり。

ダンスと演劇が共生する<タンツテアター>の手法により、20世紀のダンス・演劇を変えた振付家、ピナ・バウシュ。今回上演される『Sweet Mambo』は、2009年に急逝したピナによる最晩年の作品だ。本作の最大の魅力は、舞踊団の初期からピナと共に年月を過ごしてきたダンサーたちの存在。初演時のダンサーたちが集い、年齢を重ね円熟したダンサーならではの表現で作品を現代へと繋いでいく。

ピナ・バウシュ(Photo: Wilfried Krüger)

2008年初演の本作は、ピナ・バウシュ没後初めてヴッパタール舞踊団に新作(『Bon Voyage, Bob』2018年初演)を振り付けたアラン・ルシアン・オイエンをアーティスティック・ディレクションに迎えて2022年にドイツで再演。オイエンは再演にあたり、ピナが『Sweet Mambo』の創作過程においてダンサーたちに質問した内容をもう一度彼らに投げかけたという。ピナ亡き後も彼女の遺志を踊り継ぐ初演時のダンサーたち(再演にあたり、一部出演者の入れ替わりあり)が、オイエンと共にピナからの問いと再び向き合い、初演から14年の時を経て蘇った。歓びや渇望、誘惑、失望、悲しみ、そして優しさ。舞台上で何度か発せられる「忘れないで」という言葉。ピナからダンサーたちへの、そしてダンサーたちからピナへの惜別の歌のような、温かな愛に溢れたステージ。これまで日本で上演されることのなかったピナの最晩年の作品が、いよいよ今秋日本で初上演を迎える。

Photo: Karl-Heinz Krauskopf

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