スタン・リーの遺したヒーローチーム「エクセルシオールズ」がユニバース化 ─ コミック・テレビ・映画にまたがる
アメリカン・コミックス界のレジェンド、スタン・リーが遺したスーパーヒーロー・チームが現代に蘇る。コミック、テレビ、映画にまたがる新フランチャイズ「スタン・リーズ・ジ・エクセルシオールズ(原題:Stan Lee’s The Excelsiors)」が、米Kartoon Studiosによって発表された。
「ジ・エクセルシオールズ」は、スタンが生前に創造した「最初期のスーパーヒーロー・アンサンブルのひとつ」を新たにコミックとして始動させるほか、同時にテレビシリーズ化・映画化に取り組む一大プロジェクト。プロデューサーには、ティム・バートン監督『バットマン』(1989)以来、あらゆるバットマン映画を手がけてきたマイケル・ウスランが就任した。
物語の舞台は、政府ではなくグローバル企業が世界を支配する近未来。植物からスーパーパワーを手に入れた医師X-オティック、地球で科学者によって極秘に育てられたエイリアンの子孫X-Tをはじめ、X-チェンジ、シェイプシフター、X-ヘイル、X-トリケイト、X-アイル、X-エキューショナーなど、巨大多国籍企業「アメイジング・テック」で働くスーパーヒーロー10人が登場する。
スタンとマイケルは、DCコミックスのコミック「Just Imagine...(原題)」(2001-2002)でコラボレーションした経験がある。製作を担当するKartoon Studiosのアンディ・ヘイワードCEOは、「スタンは、マーベル・コミックで長年培ったストーリーテリングとキャラクター開発のスキルを『ジ・エクセルシオーズ』に注ぎ込みました」といい、この世を去る以前から、マイケルが本作を手がけることを楽しみにしていたという。
また、マイケルは「最も面白いスーパーヒーローは、同じように価値があり興味深いスーパーヴィランと出会ったときに潜在能力を発揮できる、それがスタンの教えでした。素晴らしいスーパーヒーローだけでなく、素晴らしく興味深いスーパーヴィランを登場させることでスタンに敬意を払いたい」との声明を発表。スタンのビジョンを引き継ぐプレッシャーを感じながらも、「スタンが自分の肩越しに見ているように執筆したい」と熱意を明かした。
マイケル・ウスラン(左)とスタン・リー(右)
「スタン・リーズ・ジ・エクセルシオールズ(原題:Stan Lee’s The Excelsiors)」のリリース時期は未定。
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